WOWOW鑑賞 太鳳祭第2幕


役者の配置がピタリとハマった!
PとJK
 
監督:廣木隆一/原作:三次マキ/脚本:吉川菜美
出演:土屋太鳳/亀梨和也/高杉真宙/玉城ティナ/西畑大吾/江口のりこ/河井青葉/高橋メアリージュン/村上淳/ともさかりえ/大政絢/田口トモロヲ
 
パーティーの人数合わせに駆り出されたカコ(土屋太鳳)はそこで紳士的に振る舞う功太(亀梨和也)と出会い惹かれる。カコが高校生だと知った功太の態度は硬化するが、帰り道で不良に絡まれていたカコを助けに現れたのは功太だった。騒動に巻き込まれて怪我をしたカコが病院で目覚めると功太がいて「結婚しよう」と言う。
 
 
兄に愛されすぎて〜」的な作品だろうと思ってたが、なにこれ面白い。
 
コミック原作。原作どおりなんだろうが功太が惚れた理由が不明。怪我させた責任だけで結婚を決意するかな。ありえない設定もまたコミック的なのかもしれないけどね。
 
そこを除くといい感じ。相性が悪かった廣木監督、やっとハマれる作品に出会った。
 
 
この手の作品に多い独りよがりがない。カコの突飛さに功太の過去のこと、仕事のこと等よい肉付け。ここに「大神(高杉真宙)」というジョーカーを混ぜたのが正解。
 
この大神。恋のライバルとして配置されてれば十分なのにドラマがある。しかも、カコも功太も必要とされるドラマ。相関がうまい。
 
 
太鳳ちゃんは他キャストを立たせる都合上、いつもより抑え気味。亀梨くんはホントに綺麗な顔だね。走るシーンが多いけどアスリート系の二人なら心配なし。
 
先ほど褒めた高杉くんはリトル高橋一生。空気がつくれるので経験積めばよい役者になるはず。案外豪華な共演陣。村上淳の「普通のお父さん」は初めて観たかも。
 

長回しのカメラがロケ地函館の街を広角に切り取る。この長回し、圧巻のエンディングでも効果的に使用。ハッピーエンドらしく幸せな気持ちにさせてくれる。音楽もよい。

思いのほかよかったので得した気分ニヤリ

 
 
hiroでした。