107本目(12月27日鑑賞)FP12
コメディだけなら「面白い」で終わってた。本作は尚の親との関係=トラウマがしっかり描けてた。描けていたから、尚の気持ちの変化が自然。女子コミ系映画は一方通行が多い傾向。これはそこと一緒にしたくない。
平祐奈、キタ〜!
監督:英勉/原作:水波風南/脚本:保木本佳子/音楽:横山克
出演:平祐奈/中島健人/知念侑李/山本舞香/村上新悟/シルビア・グラブ/高嶋政宏
折本家の一人娘・香琳(平祐奈)は、16歳の誕生日の翌日に父(高嶋政宏)の決めた男性と結婚するよう言われる。その相手は偶然にも高校入学初日に出会った理想の王子さま尚(中島健人)だった。喜んで挙式を挙げた香琳だったが、尚から「結婚したけど夫婦じゃない」と結婚の真相を聞かされる。
当初は観る気がなかった。が、TOHOフリーパスでだいぶ消化できたので、空いた時間に観た。タダだから(笑)。明らかにhiroのフィールドではないけれど。
正直、Jの二人がメインのチャラチャラした話だと思ってた。ごめんなさい。笑えて、グッときて、いやー舐めてましたわ。お、これも英監督だったか。
まずは祐奈ちゃん。実は彼女がセンターで、作品を引っ張っている。あのコメディセンスは何?セリフの抑揚、間、表情、動きのどれもが完璧なコメディエンヌ。
J見たさの鑑賞であろう女の子が後ろの席で「可愛い〜」などと口走ってたほど。同性から嫌われないのは強み。祐奈ちゃん、ちょっと今後注目かも。
そして健人くん。本作は祐奈ちゃんとの息がぴったり。イケメン設定なのに嫌味がないのも魅力。だから「銀の匙」「心が叫びたがってるんだ。」みたいな普通の役もできる。歌番組に出てる時は好きじゃないんだけど。
一方の知念侑李。彼は嫌味が前に出てくるので苦手。正直萎えた。今回はそういう役だから、としておく。待機作「坂道のアポロン」の予告は良さ気なんだけど。
前から気になっていた山本舞香。なぜかわかった。おでこだ。高嶋政宏は歌も披露。
コメディだけなら「面白い」で終わってた。本作は尚の親との関係=トラウマがしっかり描けてた。描けていたから、尚の気持ちの変化が自然。女子コミ系映画は一方通行が多い傾向。これはそこと一緒にしたくない。
フリパがあったから観た作品。こういうのに出会うと嬉しいね。
hiroでした。
脚本8 映像7 音響6 配役8 音楽6
35/50