WOWOW鑑賞
キートン×グッドマンだから鉄板
監督:ジェシー・ネルソン/製作総指揮・脚本:スティーヴン・ロジャース/音楽:ニック・ウラタ
出演:ダイアン・キートン/ジョン・グッドマン/アラン・アーキン/アマンダ・セイフライド/エド・ヘルムズ/マリサ・トメイ/アンソニー・マッキー/オリビア・ワイルド/ジェイク・レイシー/ジューン・スキップ/スティーヴ・マーティン
クリスマス・イブの朝、シャーロット(ダイアン・キートン)とサム(ジョン・グッドマン)の夫婦は離婚することを隠したままパーティーの準備を始める。その日、老父バッキー(アラン・アーキン)はお気に入りのカフェ店員ルビー(アマンダ・セイフライド)が店をやめることを聞きショックを受ける。姉シャーロットへのプレゼントを選んでいたエマ(マリサ・トメイ)は出来心で万引きしてウィリアムズ巡査(アンソニー・マッキー)に補導される。ハンク(エド・ヘルムズ)は失業したことを母シャーロットと父サムに切りだせない。ハンクの妹エレノア(オリビア・ワイルド)は空港で知り合ったジョー(ジェイク・レイシー)に恋人として家に来てくれるよう頼む。そして、クーパー家の最後のクリスマス・パーティーが始まる。
恋人たちのスイートなクリスマスとはひと味もふた味も違う。家族が集う。大人だからそれぞれ秘密を抱えていたり、嘘をついていたり。
家族なのに隠すことない、は建前。家族だからこそ言えないことがある。エマなどは小さい頃からの姉との関係だから根が深い。
そう、テーマは家族。
家族のために頑張ってきたシャーロット。子供たちが独立し、孫までできて順風満帆。ところが彼女に寂しい思いをさせているのも家族だったりする。
みんなが家族のためを思ってつく嘘。それぞれなんとなく気がついたり、バレたり。それも家族だから。そして家族だから許せる。
トメイは役で印象がまるで違うから驚き。オリビアは今まで一番可愛い役。アマンダはサブキャラでも抜群の存在感。マッキーはさらにサブキャラなのにさらによい。ナレーションの犬声はコメディキングスティーブ・マーティン。
最初から最後までクリスマス一色。殊に音楽は珠玉のセレクトでムード満点。グッドマンらの弾き語りも聴けるサービス付き。
甘いクリスマスの定番映画もいいが、たまにはビターなクリスマスもいい。殺伐とした家族が迎えるクリスマス。それでも暖かなエンディングを迎えるのは、それもクリスマスの奇跡かな。
安心して。ハッピーエンドだから。
hiroでした。