HDD鑑賞
監督:ティム・バートン/脚本:キャロライン・トンプソン/音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジョニー・デップ/ウィノナ・ライダー/ダイアン・ウィースト/アンソニー・マイケル・ホール/キャシー・ベイカー
町外れの高台の屋敷に一人ぼっちで暮らしているエドワード(ジョニー・デップ)は、発明家が作った両手がハサミの人造人間。たまたま屋敷で彼を見つけた化粧品セールスのペグ(ダイアン・ウィースト)は、不憫に思って家に連れて帰る。エドワードに興味を持ったジョイス(キャシー・ベイカー)ら町の人々は彼に優しくするが、あることをきっかけに危険視するようになる。
hiroはバートンxジョニデが苦手。なので、これは避けて通っていた。ところがどうだ、これ、面白い。人気なのわかる。
バートンといえば暗い画。ところが明るい極彩色。昼間のシーンが大半。バートン(xジョニデ)といえば会話の間が悪い。ところがこれはテンポがいい。ホラーを下地にしているのはバートンらしさ。それ以外はことごとくイメージと違う。
「美女と野獣」を思わせる愛の物語。間違いなく冬の定番ファンタジー。「雪はなぜ降るの?」で始まる物語。一向に見えてこないその答え。ラスト5分の種あかしは見事。
ジョニデのテンポが奇跡的に心地いい。この感じでちょうどいいのに。哀しい恋のお相手はウィノナ・ライダー。少しずつエドワードに寄り添っていく適度な時間経過がよい。
箱庭のような町を作った美術スタッフは最高の仕事。アンバランスなゴシックホラーなエルフマンの音楽も独特な世界観を造り出す。
未見のクリスマス映画を観ようと思い鑑賞。食わず嫌いはよくないなと、毎度のように知らされる。語り継がれるのにはちゃんと理由がある…と思う。
雪はなぜ降るの?…そんなん嘘やんと言われようとも、天気図見せて説明されるよりも、ずっと気持ちよくなれるよね。
今年も残りわずか。
暖かな冬をお過ごしください。
Merry Christmas
hiroでした。