WOWOW鑑賞
男も惚れるブラピ祭り③
世界一壮絶な夫婦喧嘩
監督:ダグ・リーマン/脚本:サイモン・キンバーグ/音楽:ジョン・パウエル
出演:ブラッド・ピット/アンジェリーナ・ジョリー/ヴィンス・ヴォーン/ケリー・ワシントン/アダム・ブロディ/ミシェル・モナハン
表向き建設会社を経営するジョン(ブラッド・ピット)の裏の顔は請負の殺し屋。一方サーバー管理会社を経営するジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)の裏の顔も同業者。互いの素性を知らないまま恋に落ち結婚した二人だったが、たまたま同じターゲットを狙った依頼を受け、現場で鉢合わせになる。
なんか揺れてるなーと思ったらダグ・リーマン(笑)。「ジェイソン・ボーン」シリーズの生みの親だものね。
ビッグカップル(当時)共演のアクション・コメディ。真面目なアクション画に夫婦喧嘩を混ぜ込むといい塩梅の笑いができ上がる。今となっては笑えないセリフにも笑えたり…ん?…まぁ、再見するにはいい頃合い。
殺し屋夫婦の夫婦喧嘩がエスカレートすると殺し合い。マイケル・ダグラスだったかな…「ローズ家の戦争」を思い出した。本作はメジャーを意識したかブラック感はなく、会話と音楽で面白く見せてたけど。
「今まで何人殺した?」のくだりは大好き。イニシアチブを取っていた夫が妻の実力を認めた瞬間。収入やら料理の腕やらよりも、比較対象が最もわかりやすい(笑)
坊主頭も凛々しいブラピ。「君を殺せない」は役得なセリフ。まともな役でちゃんとしたアクション。こうした作品は定期的に出てほしい。一方、アクションにはこだわりを見せるアンジー。このキャラの発展が「ソルト」といった感じか。
近年、製作仕事が多いブラピ。アンジーも監督業に力が入る。映画好きなのはわかるが、もっと現場仕事を見ていたいな、二人とも。
相手のすべてを知り、互いを認めることで共闘する二人。クライマックスは息ぴったりのシンクロナイズド・ガンアクション。バディムービーとしても案外しっかりと作られている。
ただ、二人のリアルなその後にはシンクロしなかったか。
hiroでした。