94本目(11月21日鑑賞)


「らしさ」あふれるスパイエンタメ
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コードネームU.N.C.L.E.


監督・製作・脚本・ストーリー:ガイ・リッチー/製作・脚本・ストーリー:ライオネル・ウィグラム/衣装:ジョアンナ・ジョンストン/音楽:ダニエル・ペンバートン

出演:ヘンリー・カビル/アーミー・ハマー/アリシア・ヴィキャンデル/エリザベス・デビッキ/ジャレッド・ハリス/ルカ・カルバーニ/クリスチャン・ベルケル/シルベスター・グロート/ヒュー・グラント


第二次大戦後の米ソ冷戦時代、ナチス残党による核兵器開発の情報を得たCIAはソロ(ヘンリー・カビル)を派遣し、開発の鍵を握る女性ギャビー(アリシア・ヴィキャンデル)との接触を図る。同じくギャビーとの接触を狙っていたKGBクリヤキン(アーミー・ハマー)の妨害から逃れるが、次にソロに下った命令は、米ソ共同ミッションによる兵器開発の阻止。その相棒として現れたのはクリヤキンだった。




シンクロナイズド・ドライビング~2台の車の優雅なダンスで幕開け。

本作、二人のスパイの絶妙なダンス。押せば引く、硬なら軟、時にぶつかり合い、時に引き合う。ガイ・リッチーのリズム感、阿吽の呼吸、好きだな。

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悩めるスーパーマン・カビルは、口先軽い、手の早い、ヤサ男。正義の男ローンレンジャー・ハマーは、すぐにキレるマッチョ。カビル、ハマーの、会話のテンポも間も最高。ホームズ&ワトソンを彷彿させるバディムービー。特にハマーの朴訥さが好物。

アリシアが妖精のよう。世の男子の多くが虜。ハマーとの絡みの可愛らしさといったらもう。3人のチームの陰に見え隠れする英国紳士ヒュー・グラント。彼の存在がシリーズ化の鍵。メンバーそのままシリーズ化を切に希望。

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今年花盛りのスパイ映画。世界的な危機にも、焦りは禁物。絶体絶命ピンチにも、洒脱な会話でサラリとかわす。恋の駆け引きも必須。エンタメスパイ映画「らしさ」にあふれる本作。個性豊かな他作と比べても、傑作の部類。

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hiroでした。



脚本8 映像8 音響7 配役9 他(音楽)8
40/50