DVD鑑賞
再見して思う、これ好きだ
シスの復讐
初見は劇場、DVDで再見。オビ・ワンの親心に涙。
復習シリーズ第三弾は、EpisodeⅠ~Ⅲの最終話。ガン・ジン、オビ・ワンに見出されたアナキンが闇の力に目覚め、ついに覚醒。
見出し、育て、教えてきたオビ・ワンがアナキンに抱く感情。劇中「兄」というセリフを使ったオビ・ワン。この感情はもはや父。いや、むしろ母性。
共和国崩壊を狙う黒い影。ダースモールもクードゥー伯爵もグリーバス将軍も捨て駒。真の目的はアナキン。黒幕の正体も目的も全てが明かされ、全てが次へとつながる。
前作よりも控えめなCG(とはいえ一般作品をはるかに凌駕)。重きを置いたのはストーリー。これが三部作の最終で、次の三部作は既存。ネタの前フリや回収漏れは許されないプレッシャー。さぞ慎重な作業だったかと推測。
ヘイデンの化け方が凄い。ある男に見透かされ、コントロールされたアナキンの心。追い詰められるアナキン。演じるヘイデン。目が変わり、表情が変わり、骨格まで変わった気さえする。
もう一人の主人公、シリーズ全出演オビ・ワン=ユアンの捨て台詞がいい。愛弟子と闘う悲劇。そして罵倒。「予言の子だったのに!」…導き方を誤った自分を責める。自分の育て方を悔いる母のそれ。それは愛の裏返し。
こちらも通し出演のアミダラ=ポートマン。使命に燃えて立ち上がり、恋を知り、そして母となる。この三作、アミダラの物語でもあることに今さら気付く。
本年6月、93歳で亡くなられたクストファー・リーさん。本作は10年前の公開。撮影はちょい前だとしても80歳前後ということか。
時を経た再見は発見もいろいろ。当時は感じなかったことが今は感じられたり。ヘイデンの容姿がマーク・ハミルに似ているのも、今回気付いたこと。若きチューバッカ(ピーター・メイヒュー)も出ていた。
三部作のファイナル。EpisodeⅠは何度となく拝見(劇場でも2回)してるが、ⅡとⅢはほぼ初見時の劇場鑑賞のみ。改めて通してみて、こんな背景だったのかと感嘆。意外と複雑。
何よりオビ・ワンの心模様が初めて見て取れた。親心…やっとわかるようになったということか。娘も成人した今頃になって。(笑)
映画って、観る度に違う顔を見せるのだと再認識。だから映画って面白い。
hiroでした。
EpisodeⅣ~Ⅵブルーレイがほしい。
持ってないのでとりあえずこの企画、一端終了。