HDD鑑賞

夏も近づくヒーロー祭り③


クロエ主演ではないのですね?(笑)
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キック・アス


監督・脚本:マシュー・ヴォーン/脚本:ジェーン・ゴールドマン/原作:マーク・ミラー/ジョン・ロミータjr

出演:アーロン・ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ/クリストファー・ミンツ=ブラッセ/リンジー・フォンセカ/ザンダー・バークレー/エヴァンス・ピーターズ/マーク・ストロング/ニコラス・ケイジ


正義感は強いが、格闘や運動能力はからっきしなデイヴ(アーロン・ジョンソン)。通販で手に入れたヒーロースーツを身に纏って夜のパトロールへ。たまたまうまく悪党を追い払った映像がネットに流出。突如現れたヒーロー「キック・アス」に街は沸き立つ。

想いを寄せるケイティ(リンジー・フォンセカ)の困りごとを解決しようとワルのアジトに乗り込むデイヴだったが相手は本職。危機一髪のところで、本物のヒーローが現れる。


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ヒーローコミックを実写化。映画好きなら誰もが観ているカルト的人気作。実はこれが初見。いや~人気なのも納得。弾けました!


主人公を衝き動かすのは正義感。格闘スキルなし。秘密兵器もなし。ただの善良なお兄ちゃん。それでも、誰でもヒーローになれる。そうゆうの、好きです。


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映画史上、最強最年少ヒロインのヒットガール。行き過ぎです。やり過ぎです。わかってます。ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)がなぜそうなったのか。父デイモン(ニコラス・ケイジ)がそう育てたから。デイモンはなぜそうしたか。これがリアルな子育てならNG。本作、ママが観たら萌えないのかな。


ヒットガール誕生の背景は、米国ヒーロー(ヒロイン)の抱える闇の部分。ヒーロー(ヒロイン)はだいたい誰もが何かを抱えている。


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クロエちゃんはヒットガールで世界の映画ファンの心を撃ち抜いた。その後の活躍は周知の通り。ニコラス・ケイジがバットマンまがいのコスチュームを纏うのも見もの。ヒーローゆえの壮絶な生き様です。


マーク・ストロングのわかりやすさがいい。登場の瞬間にワルだとわかる。「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 」ではワルではないけど裏のある男、やってました。


この冷徹な黒幕の子兼レッドミストがクリストファー・ミンツ=ブラッセ。良心が揺らいだり、の見せ場があるかと思えば、おぼっちゃまキャラで最後まで疾走。続編も出てるんかな?


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小ちゃいクロエちゃんがガールズロックに乗って、飛んで、走って、回転して、蹴っ飛ばして、ぶん殴って、ナイフで切…、槍で串…、弾丸をぶっ…、下ネタ炸裂の罵倒まで。可憐な少女には不似合いな言葉ばかり。大人げないのは承知だけど、爽快、痛快。


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もっとコメディタッチなヒーローものかと思ってた。いわゆるオタクな作品かと。ところが笑いは適量。敵はちゃんと極悪非道。ラストはちゃんと緊迫バトル。ちゃんとヒーロー映画になっていた。だからこそ、人気作として認知されるのですね。


ただし…本作をカルト作に引き上げたのは紛れもなくクロエちゃん。彼女なくして、この成功は語れない。本稿、ここまで主演アーロンに一言も触れていないのが、その証拠。(笑)



hiroでした。

ヒーロー祭り、ひとまず終了。