10本目(2月7日鑑賞)
コンパクトで簡潔で好感
監督:入江悠/原作:柳広司/脚本:渡辺雄介/音楽:岩崎太整
出演:亀梨和也/深田恭子/伊勢谷友介/小澤征悦/小出恵介/山本浩司/渋川清彦/田口浩正/光石研/嶋田久作
戦時下の日本。陸軍中佐結城(伊勢谷友介)が創設した諜報専門組織のD機関に、上官殺害による銃殺刑が決まっていた男(亀梨和也)が配属される。スパイ活動の訓練を終え、嘉藤という名をもらった男に、ドイツから持ち出され、某国アメリカ大使館にあるといわれる新型爆弾の設計図ブラックノートを奪うという任務が降される。大使館に潜入した嘉藤は、そこで働くメイドのリン(深田恭子)と出会う。
かわいい!
冒頭、亀梨くんのショートヘア。
「バンクーバーの朝日 」の前後でしょうか、とてもキリリ。
原作未読につき比較は不可。原作はもっと深いのではないか。もっと複雑なのではないか。本作とても単純。日英米の三つ巴。日本側にD機関VS陸軍の内部抗争はあるけれど、陸軍それほど暗躍するわけでもなし。
物足りない…なんてことはなかった。特にスパイもの、複雑すぎると咀嚼に時間がかかる。敵になり味方になりが激しくなると飽きてもくる。○○は○○○だな、○○は終盤再登場するぞ…いろんな予測はほぼ的中。hiroの頭脳には、そのくらいがちょうどいい。
尺の都合、キャストの都合、いろいろあるなか、うまくまとめていただいたと思う。
みなさん取り上げてるアクションの緩さ。日本のクリエイターのみなさん大変です。「るろうに剣心 」のおかげでアクションのハードルがすごい上がってますよ。「るろ剣」との比較は酷。あのレベルは簡単には無理。本作健闘した感。ただ、亀梨くんならもっとできたかも。
みなさん取り上げてる深キョンのコスプレ。まったく同意でございます。本作のウリのひとつで魅力のひとつ。メインビジュアルに亀梨・伊勢谷と同格で並んでいるのにも納得。
小出くんはうさんくさい役がハマるようになってきた。渋川さん、本格的にメジャーで勝負か。
伊勢谷は衣装のせいか「帝都の加藤」をイメージ。そしたら後から久作さん登場。なんかおかしかったり。
これら主要キャストの面々。各キャラクター、素敵に描けてます。もし続編あるのなら、次回は強い敵キャラを希望します。
原作モノで主演がJ。こりゃ最初から分が悪い。予想通りの賛否。ブロガーのみなさんに感謝です。みなさんの厳しいご意見のおかげで、少しハードルを下げて観ることができ、本作、楽しむことができましたよ。
hiroでした。
脚本7 映像7 音響6 配役8 他(音楽)6
計34/50