71本目(12月4日鑑賞)

 
ミギーが魅力的過ぎて…
ks1
寄生獣
 
監督・脚本・VFX:山崎貴
脚本:古沢良太
原作:岩明均
特殊メイク・造型:藤原カクセイ
キャラクタービジュアル:柘植伊佐夫
音楽:佐藤直紀
出演:染谷将太/深津絵里/阿部サダヲ/橋本愛/東出昌大/余貴美子/北村一輝/國村隼/山中崇/岩井秀人/オクイシュージ/池内万作/豊原功補/浅野忠信/大森南朋
人口が増えすぎた地球に突然出現した寄生生物。彼らは人体に寄生して人間になりすまし、密かに人を捕食していた。
母(余貴美子)と二人暮らしの高校生新一(染谷将太)の元にも一体の生物が現れ、脳を食べることに失敗。食べることができた右手のみに寄生して、ミギー(阿部サダヲ)と名乗る。
そんな折、新一の高校に新任教師良子(深津絵里)が赴任する。ミギーは彼女も仲間だと言う。
 
ks2
 
PG12で大丈夫だろか。
人からトランスフォームするところはよしとして、死体が「神様の言うとおり 」よりもグロ。そいつを食ってる様がさらにグロ。隣に小学生のお子様とパパのお二人がいて、つい心配。きっとあの子はしばらくメンチカツもハンバーグも食えない。
金曜ロードショーでも、きっとテレビ放映特別版だな。

ks3
 
原作もアニメも未読未見。真っ白な気持ちで鑑賞。お話の結論は完結編に持ち越し。それでも「食人」という行為はなかなか受け入れられず閉口。母親の件も、ちょっとキツイな。
 
それらを除いた本筋はいたってシンプル。宇宙人がやってきて人に擬態して地球侵略を狙ってる、と置き換えられる。ミギーが仲間と闘う理由も自然。良子の存在が完結編のカギを握ると予測。里美(橋本愛)は未知数。ただの華か、それとも…。
 
ks4

撮影のない日があるのか…というくらい、メインで脇で映画に出演しまくりの染谷くん。ちょっと前までの高良くん状態。テレビより映画というスタンスが好き。本作、慟哭したり終盤変貌したりと、役者としての見せ場満載。序盤のヒーローらしからぬウダウダ感もスパイスになってていい。
深津さんの入りっぷりもいい。終始抑えた演技。撮影現場に入った瞬間からそのテンションだったらしい。
東出くんの普段通りの怪しさもいい。それに、でかい。主演作「アオハライド」もまもなく公開。

ks5

顔が出ない阿部サダヲ。だけど「声の出演」ではない。キャプチャーを駆使しての熱演。ミギーの表情は、阿部サダヲそのもの。
テロップに名前が出てた南朋さんは、本作では出番なし。いや、ほんの少しあり。(笑)北村さん、浅野さんら怪しい面々も怪しい役で登場。完結編で華々しく、倒されるのだろう。

ks6

とりあえずミギーの魅力暴発の本作。魅力的過ぎてCMのミギー観て「これ観たい」って子供がいっぱいいそう。PG12なので、親御さんと一緒なら観ることはできます…が、お勧めしません。
魅力的なミギーを演じた阿部サダヲとVFXスタッフの罪。大人だけで楽しみましょう。

 
 
hiroでした。

 

 

脚本6 映像8 音響7 配役7 他(VFX)8
36/50