HDD鑑賞
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
監督:ヘンリー・セリック
脚本:キャロライン・トンプソン
製作:ティム・バートン/デニーズ・ディ・ノーヴィ
音楽:ダニー・エルフマン
出演:クリス・サランドン/キャサリン・オハラ/ウィリアム・ヒッキー/グレン・シャディックス/ケン・ペイジ 《日本語吹替》市村正親/土居裕子/三ツ矢雄二/大平透/小林アトム
ホラーのキャラクターが住む町ハロウィーンタウン。年に一度のイベントが終わると、町は来年のハロウィーンの準備が始まる。ホラー王ジャック(クリス・サランドン/市村正親)は、毎年繰り返される恐怖と悲鳴のイベントに飽きていたが、たまたま迷い込んだクリスマスタウンの暖かな空気に魅了されてしまう。
はい、初見です。
ディズニー好きなくせに。
TDLホーンテッドマンションのジャックバージョン何度も乗ってるくせに。
そもそもハロウィーンとクリスマス、ホラーとファンタジーが1本の映画に同居なんてあり得るの?そんなことやろうと思うのは…ティム・バートンしかいない。そんなことが可能なのは…ティム・バートンしか…。
画が暗い、キャラが怖い。ベースはホラー。ベースはティム・バートン。そこに、明るく楽しいクリスマスが差し込まれる。何が起きるかワクワクだ。
クリスマスの準備をする住人を「きっと理解していない」と嘆くジャック。そしてジャックは命じる。「サンディ・クローズを誘拐して来い」と。実はジャックも理解してない。これがハロウィーンとクリスマスの距離。交わることのない2本の水平線。
「嫌な予感」とサリー。新たなこと、知らないことへの挑戦に不安は募る。そして案の定。しかしサリーはジャックを責めはしない。好奇心と行動力が大事。
日本語吹き替え版で観た。歌が凄い。歌声が圧巻。キャストを知って納得。市村さんではないですか。
昔ながらの人形を使ったストップモーションアニメ。それなのに、まるでCGみたいな滑らかな動き。キャプチャーを駆使しているかのようなキャラクターの表情。現代のCGでさえ、相当な時間と労力が必要であろうその作業を、ほぼ手造りで取り掛かっている職人技。以後の様々な作品にも影響を与えた、金字塔的な一編。
そんな凄いのに、アート系の小難しい匂いがしないのもよい。
怖~いホラーな町が舞台の、愉快で楽しいミュージカル・エンターテインメント。お子様でも楽しめる!
どんだけ凄いかは置いといて、クリスマスイヴの夜、これを観ながら楽しみましょうよ。ビール冷やして待ってるよ。
hiroでした。
![クラッカー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif)