16本目(3月18日鑑賞)


伝説が生まれる瞬間を目の当たりにできる喜び
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アナと雪の女王


観終わって、大興奮。そのまま記事にしたら、とんでもない記事になると思い、しばし冷却。鑑賞後5日が過ぎたが、未だに余韻が残りまくってる。どうしよう、凄いものを観ちゃった。


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米アカデミー賞2冠、アンデルセンの物語が元ネタの長編。吹き替え版ですらまったく手を抜かないディズニー。小さいお子さんからお年寄りまで、理解し、楽しめるシンプルさ。なので、あらすじは割愛。強いて言うなら、プリンセスものなのに「愛」の対象は王子様じゃない。


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シンプルさの追求に、ディズニーが伝統的によく使うのが、ミュージカル。セリフは歌詞としてリズムに乗せ、表情や振り付けで感情を表現。お子さんからお年寄り、さまざまな言語圏の人にも伝わりやすい音楽は、人類の共通言語であることを実感する。

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今作も、ミュージカルの場数を踏んでる俳優を起用。劇場用フルコーラス予告はご覧になった? イディナ・メンゼルの「Let It Go」。hiroはあれで鑑賞を決めた。そう、全編があのパフォーマンス。吹き替えでも良質のクオリティを維持するディズニー。吹き替えで観るのもありな選択。なのに、これは字幕で観たかった。あれを聴きたかったから。「私も同じ」って人、手を挙げて!

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キャラクターの動作やダンスも、キャプチャーで緻密に再現。フルCGで、かつての手描き感が失われた寂しさはある。けど、代償に得た新たな魔法は、観ているhiroを魅了する。パウダースノーの質感や、氷の透明感は、CGがマッチ。

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「Let It Go」は前半の山場。息を潜ませるように暮らした日々からの解放。夜の雪原、普通なら不気味。彼女が歌うと、喜びに溢れている。ディズニーにまた、名場面が誕生。

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吹き替え版もなかなか好評。観ていないので、字幕に肩入れはしないでおこう。そうそう、字幕にも難点があった。複数の人が同時に歌うアンサンブル。字幕だと、場面のセンターのキャラの字幕のみ。そこは吹き替えがいい、と思った。

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ディズニーの凄いのは、初めから高いクオリティを求められ、クリアするところ。時に期待を大きく上回る跳躍を見せることも。これはそんな作品。勤務時間や残業手当のことを考えてるクリエイターでは、こんな仕事できない。
そんなチームが世に送り出す作品。そのひとつひとつが歴史になり、伝説になる。同じ時代に生きて、それに立ち会える喜びに、興奮し、感謝する。


冷却したのに、このあり様。それほど今作、惚れ込んだ。あらすじ、スタッフ、キャスト、一切省いたのは、事前情報などいらないから。余計なこと考えないで、ぜひ劇場へ。


アラン・テュディック/イディナ・メンゼル/糸数弘樹/神田沙也加/キーラン・ハインズ/クリス・バック/クリスティ・ベル/クリステン・アンダーソン=ロペス/クリストフ・ベック/サンティノ・フォンタナ/ジェニファー・リー/ジョシュ・ギャッド/ジョナサン・グロフ/ジョン・ラセター/土井香織/ピーター・デル・ヴェッチョ/ピエール瀧/マーク・ヘン/松たか子/マット鈴木/ミユキ・カンノ・ロング/May J/ロバート・ロペス 等々

この作品にかかわった全ての人たちに感謝。



hiroでした。



脚本8 映像10 音響8 配役10 他(音楽)10

46/50