HDD鑑賞


いろんな愛がいっぱいつまった、アンサンブルのスタンダード
観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-la0

ラブ・アクチュアリー


監督・脚本:リチャード・カーティス

撮影:マイケル・コールター

編集:ニック・ムーア

音楽:クレイグ・アームストロング

出演:ヒュー・グラント/アラン・リックマン/エマ・トンプソン/コリン・ファース/リーアム・ニーソン/キーラ・ナイトレイ/ローラ・リニー/ロドリゴ・サントロ/マルティン・マカッチョン/ビル・ナイ/ローワン・アトキンソン/シエンナ・ギロリー/ルシア・モニス/マーティン・フリーマン/クリス・マーシャル/アンドリュー・リンカーン/トーマス・サングスター/ジョアンナ・ベイジ/キウェテル・イジョフォー/ハイケ・マカッシュ/エイリシャ・カスバート/デニス・リチャーズ/シャノン・エリザベス/アブダル・サリス/ビリー・ボブ・ソーントン/クライディア・シファー/オリヴィア・オルソン/グレゴール・フィッッシャー


クリスマスの3週間前のロンドン。

かつてのロックスター・ビリー(ビル・ナイ)とマネージャーのジョー(グレゴール・フィッシャー)は、以前のヒット曲のニュー・アレンジで、クリスマス・シーズンの復活を目論んでいる。

英国首相に就任したデイヴィッド(ヒュー・グラント)は、官邸入りしたそのとき、職員のナタリー(マルティン・マカッチョン)に一目惚れするが、奥手な彼はなかなか気持ちを伝えられない。

デイヴィッドの妹カレン(エマ・トンプソン)と3人の子どもに囲まれた幸せな家庭を営む会社経営者のハリー(アラン・リックマン)は、ある日、部下のミア(ハイケ・マカッシュ)に言い寄られる。戸惑いながらも妻に気付かれないようにミアへのプレゼントを買う。

カレンらと近所づきあいのあるダニエル(リーアム・ニーソン)は、最愛の妻に先立たれ、彼女の連れ子のサム(トーマス・サングスター)と暮らしている。心を開こうとしないサムへの対応に悩むダニエルは、サムが恋に悩んでいることを知り、男としてアドバイスを送る。

ハリーの会社に勤めるサラ(ローラ・リニー)は、ずっと好きだったカール(ロドリゴ・サントロ)とパーティーをきっかけに急接近。しかし、弟からのたびたびの電話に邪魔され、ふたりの仲は進展しない。

傷心の作家ジェイミー(コリン・ファース)は、南仏のコテージでメイドのオレーリア(ルシア・モニス)と出会う。言葉の通じないオレーリアとぶつかり合いながら、彼女の正直さにいつしか心惹かれていく。

フォトグラファーのマーク(アンドリュー・リンカーン)は、親友ピーター(キウェテル・イジョフォー)とジュリエット(キーラ・ナイトレイ)の結婚式に出席するが、ジュリエットに対する態度がよそよそしい。
等々9つの話、19人のキャストが織りなす、アンサンブル。


あらすじすら全部の話を拾いきれない。(笑)

これだけ入り乱れていて、同時進行的に話が進むアンサンブル。この手の手法、古典作「グランド・ホテル」で有名。こういう作品、「グランドホテル・スタイル」というらしい。未見なのでぜひ一度観てみたい。

絶対に混乱して、誰が誰だかわからなくなりそうなシチュエーション。それが観ているうちになんとなくわかってくる。それが上手なアンサンブルの造り手。今作、まさしくそれ。今やアンサンブルのスタンダード。


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デイヴィットとナタリー

奥手な愛。ヒュー様お得意のラブ・コメ。一国の首相がこれでいいのか?…ヒュー様ならいいでしょ(笑)。関係ないけど、最近、ヒュー様といえばジャックマン。

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カレンとハリー

夫婦愛。熟年夫婦のすれ違い。一番重い話かも。この二人、スネイプ先生とトレローニ先生。全然わからなかった。しかも、スネイプ先生の役名=ハリー。デイビッドのセリフにも「ハリー・ポッター」が登場。何気に小ネタだったのかな。…ハリー・ポッターを観たことない方、わからなくってすいません。


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ダニエルとサム

父と子の愛。父と子である前に、男と男であれと。空港での暴挙は、永遠の少年リーアム兄さんだからこそ。サムがまた、超絶かわいい。


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マークとジュリエット

大人の愛。要は三角関係。複雑な心境である。その決着も、波乱含みではある。


サクサクっと追ってみた。クリスマスのロンドン。さまざまな形の「愛」が、さまざまなスタイルで展開。画像がなくて割愛したが、ジェイミーとオレーリアのエピソードも感動。

これでもかとなだれ込むキャラクター。エピソードごとに色合いが違う。だから少しずつ整理がついてくる。

丹念な織り込み作業。ひとつずれると、完成しない絵柄。計算された脚本。頭が下がる。

2、3、なくてもいいエピソードもあったが、スポンサーではないので不問。

日本で「洋画」を観ていると、役者さんはみんな「欧米人」。こういうのを観ると、誰が「英国人」なのかが、少しわかる。少しだけね。


クリスマス・シーズン到来。この作品、誰が誰と観ても、きっと自分に合ったエピソードが見つかる。




hiroでした。

「家のHDDレコーダーにある未見作品を観ようキャンペーン」対象作品


追加画像(笑)

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