携帯の画像を整理していたら、
２月９日 夜明けの写真が出てきた。
母が亡くなった日、
病室で朝を迎えたとき、葬儀屋の搬送車を待つ間、
病院の廊下の窓から撮った空。
数分後には、病院の廊下を真っ赤に染める
太陽が顔を出した。
一人の女性がこの世を去る。
それでも、いつもと変わらぬ朝がやってくる。
誰もがふつうに目覚め、トーストをくわえ、
コーヒーをすすりながら、身支度を整える。
そうしてふつうに出勤する、
ふつうの一日のはじまり。
この日は晴天。
死は「忌事」。
なのに、なにかを祝福するような、美しい夜明け。
本当に「忌事」なの？
「慶事」ではないにしろ、
自然の営みのひとつの出来事なのだと、
誰かがそう言っている、気がした。
後押しされている、気がした。
今日も晴れ。
突然の突風や雷雨に注意。
Mr.CHILDRENが結成２０周年。
中日がヤクルトに勝利し、1.5ゲーム差をつけて首位。
どこかで、誰かが生まれ、
どこかで、誰かが生を終える。
そんな、ふつうの５月10日です。
元気な人も、そうでない人も、
ハッピーな人も、そうでない人も、
平和な街で暮らす人も、武装地帯で暮らす人も、
がんばっていきましょう。
せいいっぱい生きましょう。
ね。
hiroでした。