シャーロック・ホームズ
シリーズ最新作公開中の本作。先日観てきましたが、その前に前作のおさらい。この間、テレビでもやってたし。
シャーロック・ホームズという、世界中で知られているキャラクターには、それほど興味はなかった。が、劇場予告編を観ていたときから、ロバート・ダウニーJrとジュード・ロウの豪華共演と、予告編の映像の斬新さにひかれて、一昨年3月、劇場に足を運んだ。前述のように、キャラクターに対する思い入れが皆無だったので、「知的なホームズのイメージを覆す」という類の驚きはなかった。だけど、正直、予想をはるかに超える面白さだった。
面白いだけじゃない。この作品、なぜか馴染みがあり、安心して観ていられる何かがある。ちょっと考えてみた。
第一に謎解きやトリックは金田一耕介シリーズやアニメの名探偵コナン的。
フラッシュバックのように犯行現場を脳裏で再現する映像は、市川昆監督の金田一シリーズで、よく使われていた。
そして何より馴染み深かったのがメインの3人の立ち位置。前述2人のホームズとワトソンに加え、レイチェル・マクアダムス演じる小悪魔的ヒロイン・アイリーンの3人。ご覧になると納得していただけると思うのですが、ホームズがルパン、ワトソンが次元、アイリーンが不二子ちゃん…なのだ。
監督ガイ・リッチー本人が意図したわけではないだろうが、日本人が受け入れやすい要素が、たまたまどっさり詰まってしまった作品に仕上がった。日本じゃヒット間違いなし。
「アイアンマン」以来、絶好調のロバート・ダウニーJrは、「アイアンマン2」に続き、マーベル系ヒーローシリーズの集大成「アベンジャーズ」の公開が待たれる。ホームズもシリーズ化となると、今もっともホットな役者の筆頭であることは間違いないだろう。
ジュード・ロウもまたこの続編公開と時を同じくして「ヒューゴの不思議な発明」でも活躍。
レイチェル・マクアダムスも「恋とニュースのつくりかた」などで、キュートな魅力を発揮。
まさに旬な3人の旬な共演が楽しめる。
続編でレイチェルのシーンが少ないのは、結構さびしい。その辺は、続編のレビューで。
hiroでした。