観てきました~ニコニコ


5本目(2月1日鑑賞)

麒麟の翼


東野圭吾のベストセラーにして、人気の加賀恭一郎シリーズ。TBSでやってた連ドラ「新参者」は記憶に新しいですね。


日本橋の翼を持つ麒麟像の前で一人の男が死んだ。刺された場所から日本橋までけが人の足で7、8分。助けも呼ばず、交番の前も素通りしてまで、男はなぜ日本橋まで歩いてきたのか。

日本橋署の加賀・本庁の松宮の従兄弟コンビが、遺された被害者の家族、容疑者の恋人の「真実の愛」を問う。



観たい映画を観て、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴く!-麒麟の翼


はい、泣きました。

原作は未読。テレビシリーズは、BSで再放送してたのを録画して観ました。テレビシリーズを観ておいてよかったなと思ったのは、何気に人形町界隈の、ドラマに出てきたお店がちょこちょこと画面に入ってきてたこと。「あまから」も看板だけだけど、かなりの存在感でした。あとは、松宮のセリフに「ちなみに…」が。この映画が初加賀という方には、何言ってんだか分からないですよね。スイマセン。


さて。真実の愛。これはグッときましたね。特に中井貴一さんの父の愛。仕事ばかりで家族から浮いているように見えるお父さん。それでもお父さんは、精一杯家族のことを愛し続けているんだと。それが父の責任なのだと。


さらには阿部寛演じる主人公・加賀自身の父(山崎努)との関係も。あまり言及できないのがもどかしいです。ただ、最近「父」がテーマの映画って、邦洋問わず多いなと。ざっと思い出しても「トロン・レガシー」がそう、「プリンセストヨトミ」もそう、「スーパー8」、「ツリーオブライフ」「サンクタム」「コンテイジョン」「リアルスティール」、そして公開中の「ALWAYS三丁目の夕日’64」…。世の中、強い父に渇望しているのでしょうか。


さて、この作品の注目点。松坂桃李くん。彼、ただのイケメン戦隊だと思ったら大間違い(だと思う)。「僕達は世界を変えることができない。」では、軽い気持ちで始めたボランティアのあまりの重さに耐え切れなくなる大学生を。「アントキノイノチ」では、人の目ばかり気にして他人のことなどどうでもよい痛い高校生を。どれも難しい役なのに、正面からぶつかって見事に演じきってました(と思う)。この作品の役柄も難役。いやー、この子、伸びますよ(たぶん)。


最近、アチコチのブログで小説のこと読ませてもらってます。東野作品のファンの方って、本当に多いですね。白夜行とガリレオシリーズは読みましたが、加賀シリーズはまだ。そのうち読んでみよう。「加賀シリーズだったら、まずは○○○から読むといいよ」とかありましたら教えてくださいね。


hiroでした。