先週日本出張時に午前中本社で打ち合わせを終えた後、
夜の会食までに時間があったのでサウナに行った。
新宿のテルマー湯は好きなサウナなのだが、
東京ドームのラクーアも似たような感じだと聞いていたので、
当初はそこに行くつもりだったが、後輩から、会食のすぐ近くにサウナありますよと教えてもらい
「ととけん」という人形町のサウナに行った。
ジョギングや自転車をやっている人たちのためのサウナようだった。
だからなのか、サウナに来ている人たちの体型で、ランナーなのか自転車なのかすぐにわかった。
痩せている人はランナーだな。自転車やっている人は太ももが太いななどとサウナに入りながら思った。
このサウナは水風呂が15度以下の水風呂と10度以下の水風呂がある。
私は、15〜17度くらいの水風呂が好きで、シングルと呼ばれる10度以下の水風呂は嫌いなので、
もちろんシングルの方には入らなかった。
私がテラス席でまどろんでいると、40代くらいの男性と60代くらいの男性がやってきて、デッキチェアに座りながら会話をしていた。
「シングルの水風呂に入るなんてすごいですね」と40代の男が言った。
「あれシングルなの?そんなに冷たくないよね」と60代くらいの男が言った。
ああ、と私は思った。
まず、私は10度以下の水風呂は嫌いだ。これは過剰サービスだと思っている。
サウナの温度も100度以下が好ましい。
サウナは120度以上で、水風呂は7度以下でないと真のサウナーとは言えないと言っている人たちを私は心のどこかで見下している。
激辛料理と一緒だなと思う。辛い料理が好きな人は、感覚がだんだん麻痺してきて更に辛いものを求めるようになる。そしてなぜかどれだけ辛いものを食べれるかを見せびらかしてくる。
私はそういうもの全てがくだらないと思っている。
そして過剰な人々が増えると新規参入者が減り、衰退していく。まあ、ブームになると終わるという原理はここからきているのだと思う。ゴルフなんかも一緒だなと。
私は自分のペースでサウナを3セットし、満足して店を出た。