誰が言っていたのかは覚えてないが、携帯などのゲームは、心理学を利用しているのでハマりやすく中毒になると。

フィリピンに来てから10年、私は動画を見ながら携帯ゲームをよくしている。

映画やYOUTUBEだけでには集中できないし、携帯ゲームだけにも集中できない。

だから両方同時にしていたのだ。

問題は、海外のドラマや映画では、集中力を要するのでそれができないので、

海外のドラマや映画を見ることは、この10年でだいぶ減った。

一番楽なのは、経済の討論会や筋トレのYOUTUBEやNEWSPICKSを流しながら携帯ゲームをするのがちょうどよかった。

 

残り8ヶ月で会社を辞める。少しずつ水面下で仕事の引き継ぎをし始めている。

1個ずつの仕事量は大したものではないが、それでも1個ずつ仕事が減っていくと、

こんなにも心が軽くなっていくのだなと実感している。

そしてストレスが少しずつ軽減していくと、比例して携帯ゲームをする時間が減り、

逆にNETFLIXで映画を観る時間が増えていった。

 

昨日の会社の行き帰りからNETFLIXで寄生獣を見ている。

原作の漫画は私が学生時代で、非常に好感を持てる内容だったので、

韓国とNETFLIXがどのように表現するのか興味があった。

ストーリーは、原作とはまるで違う。

オマージュという言葉が一番しっくりくると思うが、

それでも面白い。

観ながら、何が面白いのかを考える。

ストーリーが世界中の人が観てもわかるようにされているというのもあるし、

出てくる俳優が日本と違って肉体がガリガリではないというもの大きいと思う。

特にアクション映画では、ガリガリの体は説得力がないので、韓国映画や中国映画は

きちんとガッチリしている人がやっているので説得力があるのだろう。

ただ、それよりもと私は思う。

特に主人公の女性だが、圧倒的に演技が上手い。

韓国映画で「楽園の夜」を観た時も、主人公の女性の圧倒的な演技力に驚き、

なぜ、こんなに演技が上手いのか少し調べたら、韓国では基本演技などの学校でしっかり学び、そこから多くの競争を勝ち抜いて出演できるようになるシステムのようだった。

寄生獣の女優も、たぶんそうなのだろうと思った。

 

日本はテレビ局が時代の流れを遅くし、経済もアートも何もかもダメになったと思っているが、

海外にいる日本人としては、日本は確実に衰退したことは10年以上前から知っている。

でも、日本人だからかもしれないが、もうすぐ日本は長い眠りから目覚めるのではないかとも期待している。

そんなことを考えながらNETFLIXで寄生獣の韓国版を観ている。