社会人になるとたま〜に使うことがある
赤&白の水引の祝儀袋🧧と
黒&白の不祝儀袋。
もちろん用途によって使い分けるのだけど、知っていないと難しいのは袋の裏側をどう閉じるか!だと思う。
裏側の上を被せるのか、下を被せるのか。
ここにも日本人ならではの見えない心遣いがあると思う。
中学生の頃だったか?
高校生の頃だったか?
いつだったかきちんと覚えている訳ではないけれど母が言っていたのは、
葬儀や法事などで不祝儀袋を使う時の水引は結び切り。裏側は上を被せる。
結び切りの水引は悲しみは一度きりでありますように。
裏側の上を被せるのは悲しみが滑り落ちますように。
お祝い事に使う祝儀袋の水引は用途によって結び切りと蝶結びを使い分ける。
例えば、結婚の場合には水引は結び切り。
出産など何度あっても良い物事の場合には蝶結びの水引。
一度きりのものには結び切りの水引を使い、喜びを掬い上げるという意味を込めて裏側は下を被せる。
何度あっても良いものには蝶結びの水引を使い、同じく裏側は下を被せる。
その時は何気なく、ふ〜んくらいにしか思っていなかったけど、
今はこんな知っていても知らなくても普段は大差なことがとっても役に立っていると思う。
私の場合、物事が何故そうなっているのかが分かって理由を理解できると覚え易かったり再現性が高くなることが多い。
親や周りの人に教えてもらっている事って、たくさんあると思うけど、
きっと忘れていることもめちゃくちゃたくさんあるのだろうなと思うのだけど、
祝儀袋と不祝儀についての知識は今役立っているから助かっている。
きっと母はそんな事覚えていないだろうし、教えたつもりも無かったのかもしれないけど、
お母さんあの時教えてくれててありがとう
職場の駐車場へ向かっていたら、太陽のスポットライトを浴びた椿の花が落ちていた。
↓