昨年の5月から全くの初心者で弓道を始めた。
きっかけは、たまたま「弓と禅」という本を紹介され、時を同じくして「ツルネ」という高校弓道部を舞台に描かれたアニメを観たこと
やってみたいという気持ちがムクムクと湧き上がり全くの初心者に教えてもらえる道場を探して今の道場に行き着いた。
初心者教室で出会った仲間は年齢層も様々。
20代〜50代まで幅広かった。
ほとんどの人が自分のメインの領域で日常を送りながら教室の時間に稽古にやって来る。
久しぶりに體を使う習い事を始めて感じたのは、
稽古に来るかどうかも、どう稽古に取り組むかも全ては自分次第。
学生の頃のように、皆で同じ時間に同じ授業を受けながら過ごすという過ごし方とは違うなと思った。
考えてみると、
学生の頃も皆で同じ授業を受けていても、それに対してどう取り組むかとか、在り方は自分次第だったのだけど、
私はその事に全く気づいていなかったなと思った
私が学生の頃の在り方は、
先生から方向性を決められて皆で同じ方向に向かっていくような感じで、私はその他大勢の1人であり自分の在り方が明確になくても別に困っていなかった
でも弓道を始めて感じたのは、
同じように稽古に来ていても、どう取り組むかは自分次第だな!ということ。
もちろん弓道の師匠も初心者教室では皆に対して同じように教えてくれるのだけど、
そこから教えをどう噛み砕き取組み、自分の體と感覚に落とし込むかは自分次第。
その人がやろうがやらまいが、大人はそこまでうるさく口出しなんてしないし、してくれない
上手くなりたいなら、自分自身の取組み方を自分主導にすれば良いし、
ただ流されてやるだけなら、その場凌ぎの在り方で良いのかもしれない。
私の場合、学生時代はただ気づいていなかっただけで本質は何も変わっていないと思うのだけど、
弓道の稽古に通い出してから、やはり全ては自分の在り方次第だなぁと改めて思った。
大人になると、いろいろ言ってもらえることって少なくなる
いろいろ言われると自分がダメなんだ〜という思考に陥りがちな私なので、苦手ですけどね
でももし、自分が信頼できる人で痛いことや言いにくいことを言ってくれる人が周りに居たら、
それはとっても有難いことなのかもしれない