この時期になるとお世話になる使い捨てカイロ。
最近は貼らないタイプと貼るタイプの両方を日によって使い分けています。
カイロを使っていてふと思い出したのは、子どもの頃には寒くてもカイロなんて使っていなかったということ。
そもそも両親も祖父母も、私の身近にいた大人はカイロを使っていなかったと思う。
そういう環境だったのもあるだろうけど、たま〜に小学校にカイロを持ってくる同級生がいたりすると、
何だかちょっと異色なものを見るような感覚であったような気がする
それと同時に我が家では「使い捨て」ということに対して馴染みがなかったなとも思う。
カイロを持つということと、使い捨てということに対する文化が無かった私の子ども時代。
そんな環境だったので、使い捨てカイロに違和感しか無いとしても仕方なかったと思う。
あれから30年以上の月日が流れ、
私も歳を重ね、
カイロだけにとどまらず巷には使い捨てできる物が溢れるようになった昨今。
今ではわざわざ使い捨てカイロを買いに行く私の感覚も変化したなぁと思う。
ホントに寒い日にはカイロの温かさがとってもとっても有難いなと感じ、
カイロは使い捨てであることが当たり前になってしまったここ数年の私の感覚は、
子どもの頃とは全く真逆に変化していると改めて感じた。
でも、そうやって自分とは違う感覚や環境を受け入れながら時を過ごすことを
成長と言ったり、大人になるって言ってるのかもしれないなと思った。