後3日で作業が終わるらしいよ!


えっ!?それって見学できたりするんですか!?


見学来てくれたらテンション上がって嬉しいらしいよ!8時〜17時まで作業やってるって。


じゃあ、見学行きます!!



という会話が前日夕方の出来事。



そして翌朝の出社前、見学に行って来ましたビックリマーク



なにをはてなマーク




茅葺き屋根の葺き替え作業を!!です。






作業が行われている古民家に行ってみると、5〜6人の職人さんが作業されていました。


今作業中の一棟の屋根はもう完成間近。


屋根の上の方の茅をヘラのようなもので撫で付けているように見えました。



どうぞ、近くに行って見てください!

足場に上がってもらって大丈夫なんでー🙆‍♀️


と言われたので上がらせてもらいました。


だって、こんな機会はきっと滅多に無いからです!



足場を降りてから、茅葺き屋根について職人さんがいろいろ説明してくださいました。


茅葺き屋根には茅を使っている場合もあるが、ほとんどはススキやヨシを使い、屋根になると茅葺き屋根と呼ばれること。

私はてっきり茅葺き屋根には茅だけが使われているものだと思ってましたー😳



ヨシという名前を聞いた時、雅楽の楽器である篳篥のリードになる部分に使われる植物だーびっくりと思いました。

私は篳篥を吹いたことはありませんが、篳篥奏者は自分に合うように少しずつ少しずつリードを育てる(調整するってことです)のだそうです。


篳篥のリードに使われるヨシは大阪府の高槻市のものが使われることが多いと聞きましたが、今はそのヨシが取れなくなってきているという状況があるのだそうですアセアセ


と話が逸れましたが、


茅葺き屋根をどんな風に作るかは親方の頭の中に完成図があり、その親方の指示にしたがって材料を載せて行くのだそうびっくり

図面とか無いんですって!!
凄くないですか!?

親方には見えないもの(完成形)が既に見えている目
きっと経験で培われたものなのでしょうが、この感覚ってすごい


屋根を作って行く時には、雨が表面を滑り落ちるように絶妙な角度で材料を屋根に載せていく。

そうして数十年経って弱った先っぽの部分だけを切り落としながら長い年月屋根を保って行く。


昔の日本人の知恵と、それを保つ職人技を目の当たりにし、

見学させてもらっている間は、すごいという言葉しか出ませんでした。






今は茅葺き屋根の家屋を新築で建てることは法律上、出来ないのだそうです。

だから今あるものを補修せずに壊してしまったらもう建てられないのだそうです。

そう思ったら、補修して欲しい!と思いました。
でもそれには多大な金額がかかるんですけどね汗


数ヶ月後、次の棟の補修が始まったら今度は最初の頃から作業を見学させてもらおうと思いましたお願い


今回、作業をしてくださっていたのは
阿蘇茅葺工房さん。

わざわざ阿蘇から来てくださっていました。






出社前のほんの20分くらいの時間でしたが、大興奮大感動した茅葺き屋根の葺き替え作業見学でしたおねがい




いやー、楽しかった音譜