松本大洋作品『ルーブルの猫』

チェックが遅れてすっかり購入が遅れましたが、本日amazonから到着❗️

B5版サイズのオールカラー、
なんとも豪華❤︎



ルーブル美術館の屋根裏に住み着いた猫達。

人間から隠れて暮らしていたのですが、1匹の小さな白猫が掟を破り冒険に出かける。

絵画から聞こえる声に導かれ、入り込んだ世界とは?

子供の頃美術館で忽然と消えてしまった姉アリエッタを、警備員をしながら50年も待ち続けるマルセル。
「姉は絵の中に消えた」とずっと信じている。

その話を信じて、姉が入り込んだ絵を探す協力を始める、絵画ガイドのセシル。

現実世界と絵の中を自由に行き来する オッドアイを持つ子猫のまま一向に成長しない白猫。


『アモルの葬列』の絵の中で、アリエッタと出会えた白猫は、マルセルの元へ連れて帰る事が
できる…の…か…??


松本大洋作品には、子供が多く登場するのですが、

子供ならではの、哀しみ、寂しさ、嫉妬や強がりなどとても細やかに描かれていて、なんとも言えないんです。



この作品はカテゴリー分けすると、ファンタジー部門になりそうですが、それでは括れない、忘れられない作品になりました。

何よりオールカラーで読める幸せキラキラ

ずっと手元に置いておきたい素敵な本です。