CARVER CASCADEを修理しました。
これはキャンピングトレーラーの温水ボイラー設備です。
キッチンやシャワールームではお湯が恋しくなるときがあります。
この前のキャンプで不良になっていることに気付き、修理することにしました。

トレーラーの横にある、プラスチックのフタを外します。
少しコーキングしていたので、カッターで横からカットして外しました。

プラスチックのフタを外した状態。
さらに金属のフタをプラスネジ2個を外して、

このようにコンロを見えるようにします。
左上のプラスチックは、圧力弁。
真ん中のピンは異常加熱時に融解して圧力開放、放水して消化する機構。
左下はボイラータンクのドレーンです。

ガスの元栓が閉まっていることを確認して、電磁弁のところからプラスネジを2個緩め、ガスコンロユニット自体を引き出します。


コンロはサビが溜まり、コンロのアースが腐食していました。
一度緩めて、接点復活剤を塗布。

コンロはエアーでサビを除去。

再装着し、配線コネクターを戻して、ガスを送り確認。
着火で良好であることを確認しました。

今度は内側、ボイラータンクのメンテナンス。
タンクを19mmソケットで取り外します。

外すとこんな感じ。
カルシウム成分が少し固まっています。
約170mmのOリングも劣化していました。

Oリングを新品に交換。


カバーを戻した状態。

温水が出るようになりました!

このボイラー。結構作りが単純の割に良く出来ています。
まず、瞬間湯沸し器ではありません。
タンクの水を温めて待機しています。
温度センサーがあり、一定温度になったら自動でガスが止まります。
温度が低くなったら、また自動的に着火し、ボイラーが作動します。
温度センサーがあって温度を監視して自動的に制御します。
この方式だと静かだし、ガスが節約できるみたいです。

ボイラーのタンクに12vの電気ヒーターを付けるオプションもあります。電気温水器にも出来ます。それにもサーモスタットが付き、過剰な加熱をしないよう制御が入ります。

コンロの写真の際にも記載しましたが、融解して放水するピンがあります。
圧力弁、温度センサーが壊れて異常加熱しても、水をコンロに流して強制消化する機能があります。アナログ的ですが、最後の手段として、放水するのは凄いですね。

ちなみに今回不良となった原因は、最初にボイラーを施工した人がコーキングしすぎていたせいで、水が逃げ場を失って乾くのが遅く、錆を進行させていたということが挙げられます。
最初のプラスチックの蓋の下は水が通るようになっているのですが、そこもコーキングしていました。
今回はそのコーキングをカットして、水が抜けるようにしました。

この温水ボイラーは、キャンピングトレーラーでしか使われないことが多いようです。
パーツも情報も少ないので、大切にしていきたいですね。