集落に一軒だけ残る商店の前を、「馬場」行きが通り過ぎていきます。終点まではもうあとわずか。
集落に一軒だけ残る商店の前を、「馬場」行きが通り過ぎていきます。終点まではもうあとわずか。
なんとも渡りづらそうな踏切が運行ルート上にある、磐梯熱海温泉方面への路線。
現在の主要ルートはすぐ脇を走る国道49号ですが、道幅や線形を見る限り、こちらが旧国道だった時代もあったのでしょう。大型車同士が離合できず、渋滞していた様子が目に浮かびます。
平日2.5往復、土休日は1往復のみながら、全便が片道回送だった「甲森」行き。
午前は市街地方面、午後は郊外方面のみと偏ったダイヤで、地元利用者以外にはかなり使いづらい路線でした。
折り返し便がないのでバスは終点を通り越してそのままどこかへ消えていきました。
廃止のお知らせ。
山間部に広がる稲穂色の景色の中を、バスは静かに走っていきます。
終点の「馬場」は、山の中腹に広がる長閑な集落でした。バスは道路脇の小さな空き地を使って転回します。
「馬場」行きの廃止と同時期に、バス停名も変更された「二瀬中学校」。調べてみると、学校自体も2020年3月をもって閉校していたようです。
東京の都心部を走っていそうなカラーリングの車両ですが、実は2019年秋の水害支援として譲渡された都営バス。しばらくの間は、都営時代そのままの塗装で運行されていました。
2020年10月のダイヤ改正で廃止された「正直」行き。
正直に言えば、終点は「枇杷沢」という集落から少し離れた場所にありました。どうやら行先表示には、周辺地域の中でもかつて存在した正直村の地名を採用していたようです。
終点の「枇杷沢」で折り返し待ち。特徴的なノンステップカラーの車が来てくれました。
そのまま「しょうじき」と読みます。
2026年3月末をもって廃止された旧道区間です。
路線自体は現在も運行されていますが、現在は川を渡った対岸側の新道経由へ変更されています。
交通量の多い国道49号とは対照的に、こちらは静かで長閑な風景が広がっていました。
豊後高田の狭い街並みを、懐かしさを感じるトラバスカラーの車両がゆっくりと進んでいきます。
走る車両は変わっても、この街角の風景自体は昔からほとんど変わっていないのかもしれません。