1961・邦画 ★★★☆☆(3.4)
監督:村山新治
出演:堀雄二 南廣 千葉真一 佐久間良子 大村文武
観光地・松島で起こった殺人事件を追って、ドラマは三島から名古屋、東京へと展開。
お馴染みの七人の刑事に加え、五人の地方刑事も登場。
初めて見たので、お馴染みと言われても…と苦笑した。前々から気になっていた作品。
U-NEXT。
日本三景の一つ、松島。
グリーンホテルで若い女が殺された。死因は絞殺による窒息死。
「山田一郎」と名乗った、浅黒い細面の男と同宿していた事が分かる。
遺留品の白浜・吉田屋旅館のネーム入り石鹸箱等の調査と共に、
刑事達は消えた「山田一郎」の行方を追う。
塩釜のくのや旅館、そして白浜の吉田屋旅館にそれぞれ飛んだ刑事達は、
遺留品の石鹸箱の線から、野村硝子工場の息子・芳夫に渡したモノだと判明。
遂に被害者が芳夫の恋人・弓子の姉である初江だと判明するのだが…。
凄い真面目な刑事物語で、捜査もわりとサクサク進むが。
犯人が分かったと思うと、実は違う人物で…。とか…。
捜査協力を求めようとすると、2~3日前にトンズラされたとか、丁度辞めてしまった等
昭和って、温い時代だよな~とつくづく思う。
携帯もないし、FAXだってないし。
見て貰う写真は小さいし…。
其れでも暑い日差しの中、ハンカチで汗をぬぐいながら捜査にあたる。
もう刑事のお手本の様だが、12人も刑事がいるが個性豊か。
特に「花沢德衞」氏は、人情に訴えかける。
野球好きの刑事はアンチジャイアンツなのに、気難しいオッサンに話を聞く時は
「骨の髄までジャイアンツファン」てな事を言う。(刑事も嘘も方便)
<汗を拭いているのが千葉ちゃん>
12人いた刑事の内、誰か分かったのが「花沢德衞」氏のみ。
だって、滅多にUPにもならず、ホンマ誰が演じているのか…。
(ほとんど知らない人で良かった気がする)
殺された初江の父親に「殿山泰司」氏。
そして、最後にチョロット出て印象強く残るのは「佐久間良子」様。(若~~い)
この警視庁物語は全部で24話あるらしい。
<↑並んで歩いているパケを見てみたくなったが、こういうシーンはナッシング>
カッチョヨイ所も無い代わりに、誠実に捜査する刑事さん。
こう言う人達がいるだけで、日本は大丈夫って思える。爆。
たまには、良いなと思える作品。
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