２０２０・中国 ★★☆☆☆(2.9)
監督・出演：チャン・ユエン
出演：リー・チン シェン・トン チャオ・シャン マー・リー
韓国映画「プランマン ～恋のアラームが止まらない！」を原案に描く
ハートウォーミングストーリー。
極度の潔癖症であるピアノ教師と、ズボラだが曲作りの才能を持つミュージシャンが
出会い、コンビを結成する。
監督・脚本・主演を務めるのは、コメディアンのチャン・ユエン。
リー・チンをはじめ、シェン・トン、チャオ・シャンらが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
今日もコメディをば。この手の作品は全く見ないので本作を見たが。
韓国産のオリジナルの方が面白そう。近々見るつもり。Amazonプライム。
全てが整理整頓され、決められた時間通りに行動しないと気がすまない
極度の潔癖症のピアノ教師バオ・バオ。
他人と触れ合うなんてもってのほかだが、それでも温もりを求めていた。
そんなバオ・バオはある時、ミュージシャンのウェンヌワンと偶然知り合い、彼女が
出場する対戦型の音楽番組にバオ・バオが乱入したところ、絶大な人気を獲得する。
戸惑うバオ・バオだったが、自分を変える為、改めてウェンヌワンとコンビを結成し、
２人で番組の優勝を目指すことになるが…。
どうしても予告編が見て欲しいので「予告編」を。
どちらかと言うと苦手なタイプのコメディなので、途中で止めようかと思ったのだが…。
極度の潔癖症の為、孤独で自宅に帰っても椅子に座って、他人の家を眺めているだけ。
勿論、眺める時間は決まっているが。
でも、こんなバオ・バオも心の中では「誰かと繋がりたい」「メールで良いから話したい」と
思っている。そして、何時かはハグも…。
そんなバオ・バオだが生まれついての潔癖症な訳ではない。
其処にはとても悲しい過去が隠されている。
両親はともに潔癖症で、でも子供は欲しいと思っていた。
思い切って、試験管ベイビーを試してみたら成功しバオ・バオを授かったのは良いが。
赤ん坊が泣いても抱く事が出来ない両親。
幼稚園では、バオ・バオ以外の皆は親が抱きしめて褒めてくれる。
手を繋いで運動会に参加してくれる…。
でも、バオ・バオの両親には其れが出来ない…。
バオ・バオも可哀想だが、子を抱きしめられない親とはなんと不幸なんだろうと思うと
本当に泣けた。
けれどもバオ・バオの潔癖症を決定づけた出来事が…。(これもとっても可哀想で)
そうなると、反対に彼の事が愛おしくなる。
ウェンヌワンの部屋はもうぐっちゃぐっちゃで、バオ・バオが行く度に我慢が出来ずに
片付けてしまう。(ウチにも来てくれいと叫ぶ)
其れが徹底してるし、メチャメチャ綺麗。
時間にもキッチリなバオ・バオの腕から時計を取り外したら、翌朝寝坊した。
(ピアノ教室の同僚が笑顔で出迎えてくれる)
と、徐々にバオ・バオの潔癖症は治りそうに思えたが…。
ウェンヌワンがバオ・バオの心を解きほぐしてくれるのだが、彼女のにも秘密が…。
ウェンヌワン役の「リー・チン」氏が綺麗でキュート。
バオ・バオ役をやりながら監督の２足のわらじは「チャン・ユエン」氏。
ただ単にお馬鹿コメディではなく「ハートフルコメディ」で御座いました。
「宇宙人のあいつ」より泣ける作品だが、心が温かくなるのはどっちだろうか？
韓国産のオリジナルを見てから、結論は出そう。
たまにはコメディも観ねばだな。(無理のない所から…)
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