2021・邦画 ★★☆☆☆(2.4)
監督:藤井道人
出演:小松菜奈 坂口健太郎 山田裕貴 奈緒 黒木華 リリー・フランキー
小坂流加の小説を原作にしたラブロマンス。
難病で余命10年の女性と、彼女の同窓生である男性が恋に落ちる。
メガホンを取るのは藤井道人。
主演は小松菜奈、坂口健太郎。
岡田惠和、渡邉真子が脚本を務め、RADWIMPSが音楽を手掛けている。
(シネマトゥデイより抜粋)
たまには、らしくない作品も見よう。まぁ、主演の2人が気になるので。Amazonプライム。
20歳の時に数万人に一人という不治の病にかかり、自らの余命が
10年である事を知った茉莉。
避けられない死を静かに受け入れる為、もう恋はしないと誓っていた。
ところがある日、同窓会で再会した嘗ての同級生・和人に思いがけず心惹かれていく。
やがて、会うべきではないと思いながらも、和人との距離が縮まっていく事に
喜びを感じていく茉莉だったが…。
<このタイトルがトラップ>
見る前は、何ちゅ―タイトル?と思ったが。
小坂流加氏の同名ベストセラーで、映画の様に小説を書き終えた後に亡くなっている。
小説は映画とはちょっと違うなと感じたが、全て読んだのではないので。
何故か、難病モノが多い気がする小松様ですが、年齢に似合わず落ち着いた雰囲気が
あるからかもしれない。(難病モノもそんなにやっていないのにそう思ってしまう)
病気でもないのに、不意に自室の窓から飛び降りた和人を坂口様。
この作品の中では、全く何処もカッチョヨスな所がなかった。(王子様的な素敵なショット)
いやぁ~、和人が自殺未遂に終わったけれど、茉莉(まつり)と付き合ったとして、其の後
迎えるであろう茉莉の死を果たして受け止める事が出来るのかが一番の心配だった。
ストーリーは難病モノで、容易に結末は分る。
だからこそ、その10年をどう見せるか?であろうけれど。
少女漫画チック過ぎたのかなぁ~、とそう言う気もするが。
10年も有れば、好きな事をマダマダ出来ると思いがちだが、其処は激しい運動も
食事制限もあるし、薬も大量に飲まねばだし、10年であっても実の処絶対ではない。
それでも、余命3ヵ月の人から見れば羨ましいと思えるかな。
其れは、人それぞれでどうとも言えないが。
お母さん役の「原日出子」氏が化粧っ気が無い状態で何も出来ない母親を好演していた。
「変わってあげられたら」ときっと何万回も思ったのに違いないが、口にはしない。
お父さんの「松重豊」氏は茉莉の後姿を見送る時に五郎さんの「腹が減った」の顔で
一寸苦笑い。
姉さん役の「黒木華」氏は小説には多く出てくるみたいだが、映画の方にはちょっとだけ。
と、本人も辛いけれど、見守る事しか出来ない家族も歯がゆいだろう…と。
夫は余命が分かっても絶対に知らせないで欲しいと言っていた。(元気な時の会話)
私は例え10日であっても教えて欲しいと、言っていたが。
その通り、知らずに逝ったが、ビビりだからそれで良かったのではと思ったり。
貴方様は余命10年なら、どう生きますか?
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