アンナ(韓ド) | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

                   

2022・韓国産     8話(ディレクターズカット版)

                    

出演:ぺ・スジ チョン・ウンチェ キム・ジュンハン

                   

                

Amazonプライム・ビデオ独占、ペ・スジ 単独主演のヒューマンドラマ。

 

小さな嘘がきっかけとなって、他人の人生を生きることになる女性の物語を描く。

                                           

本ドラマは「6話」と「8話」(ディレクターズカット版)が存在する。

                 

                

                 

ブタ

え?昨日の今日なのに「舌を抜くぞ」と思った貴方様は…。チッチッチ!まだまだだな。

実は、此処2日間程「寝込みそうな位」の恐怖を覚えたのよ、このドラマ。

ホラー作品ではないのですがね。Amazonプライム。

                           

<先ずは予告編をば、どうぞ~>

                 

↑予告編を見ると大体の雰囲気は分かると思うのだが…。

                   

                     

洋服の仕立て屋の父と聴覚障害の母との1人娘イ・ユミ。

貧しいながらも、利口な娘の為にと父親は精一杯の事をしてやろうと考える。

                         

<1986年>

子供のいない軍関係の外国人夫婦がテーラーを訪れたのをきっかけに

夫人に気に入られたユミは、夫人からピアノや英語を習う。

                 

何よりも大事だと教えて貰ったのは「ポーカーフェイス」。

どんなに心が動揺しても「他人に本心を見せてはならない」と…。心の奥深く刻み込まれる。

                            

<1999年>

高校の模試で上位5%の成績優秀者だったユミ。

が、生徒達の憧れの的の音楽教師との交際が学校にバレ、しかも教師は自分可愛さに

ユミが迫って来たから仕方なくと答え、ユミは強制退学させられる事に…。

                          

成績が優秀だからとソウルの高校に何とか転校するが…。

親元を離れ下宿生活もあって、徐々に成績は下降気味に。そして大学受験に失敗。

                         

<2000年>

両親にどうしても不合格だった事が言えないユミは、合格したと嘘を言い、

大学の授業料を予備校の入学金へと使用し、入学式に祝いに来た両親と記念撮影を。

                      

                    

予備校に通いながらも、同じ下宿で暮らす志望大学の先輩ジウォンにも嘘を付いてしまい

                            

                    

ジウォンの誘いで同じサークルに加入し、偽の生徒も演じてしまう…。

                       

勉強もソコソコに目新しい「大学生」を演じる自分が楽しくて、コンパニも参加。

其処で出会った裕福な家の他校の男子学生と交際する事に…。

                

しかも、その彼が留学に行く事となり、一緒に行って欲しいと言われ、ユミは

両親には、語学留学に行くと…。

経済的に苦しい家庭ではあったが「優秀だから選ばれた」と言われれば

親としては行かせてやりたい…。

 

ところが、何と渡航当日、彼の母親の電話でユミが大学に在籍していない事が

バレてしまう。当然その恋は破局を迎え、彼は渡米し、ユミは下宿に戻るも…。

                    

娘の為に望む事は何でもさせてやりたいと、資金の工面をして来た父親が

亡くなったと連絡が入り、久々に帰省するユミだったのだが…。

                         

                       

結局は翌年も受験に心配し、父親亡き後店を買ってくれる者もなく、痴呆症が出始めた

母親は叔母が面倒を見てくれることに。

              

ソウルに戻ったユミは、幾つものバイトを掛け持ちするも、学歴のせいで事務職に

付くことが出来ずに倒れる寸前まで働き捲る。

               

そしてある時「学歴不問」の事務職を見つけ、安定した日々を手に入れる筈だったが…。

                           

<2010年>

              

名ばかりの事務職で、若い理事であるイ・ヒョンジュの身の回りの世話や雑用を。

                     

家族経営のこの職場で、ヒョンジュは我儘放題で、その全てをカバーする事になったユミは

3年目にしてヒョンジュの個人情報をも管理する様に…。

                  

休日もなく、ヒョンジュに振り回される毎日。

しかも、決して認められる事もなく虐げられる日々に、遂には切れてしまったユミは

売上金やヒョンジュの個人情報をも持ち逃げし、姿を消してしまう…。

                      

                    

ヒョンジュが結婚を機に渡米する情報を聞いたユミは、ヒョンジュのアメリカ名である

「イ・アンナ」と改名し、新しい「アンナ」としての人生を歩み始めるのだったが…。

               

其処には、真実と言うモノは残っていたのであろうか?

                    

               

と、まぁ~長いですが、マダマダジェットコースターのガタガタと登る部分なので御座います。

                 

普通の人間は遂ついてしまった嘘に「ウソがばれたら…」と考えると思うのだが

ユミは、後にバレる事よりも、その嘘によってもたらされる「優越感」の方を優先する。

             

しかも、その時に「お~~ほほほ」何て成金オバサンの様には笑わず、あくまでも

「そんなの当然でしょう」とちょっと微笑む。何なら無表情のポーカーフェイスを守り通す。

                      

                                      

それでも、バレる嘘もあるのだが…。兎に角肝の据わった女性であるのに驚く。

見ながら「ユミ」の事なのに、小心者の私は恐くて恐くて、心臓バクバクしっぱなし。

                          

                   

本ドラマは、チョン・ハナ氏の長編小説「親密な異邦人」。

                

何処に行ってもでしゃばる事もなく、派手なメイクも施さず、必ず「美人○○」と

言われる様になるアンナ。

こういう役処は「スジ」氏は、珍しいと思うけれど、凄い底力を見せつけられた気がした。

                

しかも単独主演なのだが、ホンマに彼女から目が離せない。

              

                 

ジェットコースタードラマなので、マダマダ凄い事や凄い輩が出没します。

                

       

タダ、ニュース等で本作の諸々の事を知っていたので、私は最初から

「ディレクターズカット版」を見ましたが。見比べるなら6話のから見て下さい。

(チョコっと覗いては見ましたが、お話になりませんわ。だって8話を6話によ!)

                 

何故に2つもあるのか?

動画配信サービス会社Coupang Play[クーパンプレイ]が監督の許可なく「アンナ」を

大幅カット&編集して公開、それに監督及び関係者が激高した事で、

Amazonプライムの全8話ディレクターズカット版が監督等による抗議の末に

後から配信されたそうです。

(どう言う契約だったかは分からんが、無許可でカットや編集をするとは…言語道断)

                      

             

お化けや幽霊等、未知なるものや理解出来ないモノも怖いけれど、

やっぱ「生きてる人間」が一等怖いって本ドラマで感じたな。

                

思わず、おチャラケたコメディ色の強いのを見ねばと心に誓う。

         

本ドラマ、天晴ですわ。但し原作は読みたくはない。ドラマだけで十分…。白目。

                

             

             

          

 

                 

                     

 

                   

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