2018・邦画 ★★★☆☆(3.4)
監督:岡島龍介
出演:島津冬樹
ナレーション:マイケル・キダ
ダンボールアーティストの島津冬樹をカメラが追ったドキュメンタリー。
捨てられたダンボールから、財布を作り出してきた彼の活動を映し出す。
エディターやディレクターとして活動し、さまざまなCMやミュージックビデオ等に
携ってきた岡島龍介が監督を務める。
吉田大致が音楽を担当した。 (シネマトゥデイより抜粋)
本作も映画館で予告編を見て「見てぇぇ~」と思いながらも、落としてそのままになっていた。
もしかしたら、見て記事を書いたのでは?と錯覚するほど予告を見たんだな私。
Amazonプライム。 330円。
段ボールが好きすぎるあまり、日本のみならず世界中を旅して捨てられた段ボールを
拾い集める段ボールアーティストの島津冬樹。
彼はその段ボールでかわいさと機能性を兼ね備えた財布をつくり世界的に注目を集めている。
本作は、これが長編デビューとなる岡島龍介監督が、そんな段ボールに魅せられた
島津冬樹のユニークなアート活動と、偶然出会った一つの段ボールが繋ぐ
人々の温かな交流を見つめたドキュメンタリー。
<ドキュメンタリーですが、面白かった~~>
美大を卒業し、難関広告代理店にダンボールで作った「財布」を引っ提げて合格し、3年間
働いて辞めたそう。
その時の同僚達のエピソードを聞くだけでも、笑える。
特に上司らしきお方は、面白がりながらも「困った奴」だったお話を。
一見朴訥な青年の様に見えて、案外人たらしで、段ボールの話になると途切れる事が無い。
しかも、お得意の「マジック」なんかも見せつつ、段ボール「好き好き話」をとどめなくする。
<自宅の中はこの状態>
でも、潰したくないダンボールの箱もあって、そのままの状態で置かれたら、幾ら豪邸でもね。
(そうなのかどうかは、知らんけど)
世界各地のダンボールを集め、段ボールの財布作りを体験できる。
特に外国人には人気の様で、この財布「10000円」とかで実際売っているのだけれど
結構売れているそう。 (タダで拾ってきてって考えると丸儲けやん!って思うけど)
この財布作りに参加した人は、最早ダンボールはゴミではなく「お宝」的なモノに代わっていると言う。
そうなって来ると、ゴミ問題とかにも影響してくるんじゃないの?
確かにね、使い勝手は分からんが、スポーツメーカーのロゴの財布は、なかなかカッチョヨス。
思わず、私も手に取ってしまうだろうって思ったわ。(流石に10000円では買わんと思うが)
後半は、↑このポテトの箱の製作者に会う為に旅をする島津氏を追う。
かなり前に製作されたモノが今でも使われている為にやっとこ探し当て、皆さんもらい泣き。
本当に、彼は純粋にタダダンボールが好きな人なんだけれど。
なんか、面白い。 着眼点とか…。
学生の頃はダンボールを集めていると笑われていたらしいが、今や有名人やん。
それにしても、難関広告代理店って、変わった人材を採用するんだよね。
私の知っている人も「自衛隊出身者」其れだけを武器に入社したとか…。(映画とは関係ないがな)
綺麗だとか、面白いだとか、目を輝かせてダンボールを探す島津氏を眺めているだけでも
なんか面白かった。
だから私も…、とかは間違っても思わんが。 ウチの家にも溜まりにたまったダンボールが。
何とかせにゃぁ~~。
皆様、反応の薄いドキュメンタリーですが、気軽に見れて面白かったよ。
たまには、どうよ? とか、お勧めしたりして。 タダならねぇ~。文句もないけどね。
その際には是非どうぞ~~。
←このバナーより、是非とも1日1回ポチッとなが頂きたいので御座います。
にほんブログ村