2020・韓国 ★★★☆☆(3.8)
監督:キム・ヨンフン
出演:チョン・ドヨン チョン・ウソン ペ・ソンウ チョン・マンシク チン・ギョン ユン・ヨジョン
曽根圭介の小説を基に、舞台を韓国に移して描くクライムサスペンス。
ある男性が偶然大金の入ったバッグを発見したことから、ワケありの人物達が
自分のものにしようと奔走する。
監督と脚本をキム・ヨンフンが担当し、チョン・ドヨン、チョン・ウソン、ペ・ソンウのほか、
チョン・マンシク、チン・ギョンらが共演する。(シネマトゥデイより抜粋)
物凄く見たかった本作。 上映が今年の2月なのでレンタルは7月らしいが、配信で上がって来たので
ちょっと早めに我慢出来ずに見てしまった。 TSUTAYA TV 1100円(ポイントですわ)
<ジュンマン> 家業を廃業し、認知症の母の世話をしながらサウナのアルバイトで生計を立てる。
<ヨンソン> ジュンマンの妻。夫と交代で義母の面倒を見るも、認知の為か敵対される日々。
<スンジャ> ジュンマンの母親。 認知の為か嫁を「あの女」と呼び、嫁に暴力をふるう。
<テヨン> 失踪した恋人が残した借金を抱える出入国審査官。 今は自分が追われる身。
<ヨンヒ> テヨンの失踪した恋人。 暗い過去を捨て、新たな人生を夢見る。
<ミラン> 株式投資の失敗で作った借金がDVの夫にバレて家庭が崩壊した主婦。
<ジンテ> ミランと暮らすことを夢見る不法滞在者。 キャバクラで知り合う2人。
ある日、ジュンマンは、サウナの客がロッカーに置き忘れたバッグに気付く。
重いので中を確認すると、10億ウォンもの大金が入っていた…。
そのヴィトンのバッグ…。
巡り巡って、大金を必要としている、欲望にまみれた者達の運命を大きく狂わしていくのだったが…。
原作は日本人作家「曽根圭介」氏の同名ミステリー小説。 当然ながら、未読ですが。
オフィシャルサイトに曽根氏の本作の絶賛コメントを読んだのだが…、ラストの1行にやられた。
<実をいうと、私は今、本作を手本にして原作を書き直したいと、半ば本気で思っています。>
↑なんてカッチョヨイ作家様なんだろうか…。 いや、原作を読む予定はないが…。すんまそ。
出演者のほぼ全員を知っている居る様な、豪華なキャストで、しかも群像劇的に色々な人々が
出て来るのにかかわらず、分かり易く整理されて、時系列をちょっと触っているけれど全く
迷子にならない…。
そんな本作の監督&脚色は、長編デヴュー作品の「キム・ヨンフン」氏。
スゲェ~な、行き成りではないにしろ、他国の小説の実写化&豪華キャスティングが出来るなんて。
まぁ、私は超オキニのダメダメ野郎のウソン氏が久々見れた事が嬉しいのと、やっぱり
この方、タダモノではないヨンヒ役の「チョン・ドヨン」氏のオーラを放つ演技が見れた事の歓び。
(↑大袈裟な様に聞こえるかもですが…)
本作で彼女の初登場シーンのキャバクラの廊下を歩く後ろ姿だけで身震いしましたもん。
「無頼漢」でも書きましたが、ホンマに凄いねん。(絶対に1人祭りをせねばな)
タダ、★が4に行かないのは、ジンテが中国から来た不法滞在者なのに、メッサ困った事になり
頭を抱える場面ですら、韓国語で嘆くのは「其処はあかんやん」って思いましたね。
母国語で、悪態をついたり、叫んだりせねば…、追い詰められている感が出てないし。
しかも、↑この辺のエピソードがチョイくどく感じたな。
R指定も有りませんが、悪い事を考えるお方達が色々と事を起こす本作です。
血も見ますし、ヲイヲイなシーンも。←私はウハウハ。
まぁ、兎に角「百聞は一見に如かず」ですのでね。 どうぞご覧になっておののいて下さいませ。
そして、誰が「ヴィトンのバッグ」を制するのか? お楽しみくださいませ。 (私は当てたで!)
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