2017・英 ★★★☆☆(3.8)
監督:サイモン・ハンター
出演:シーラ・ハンコック ケヴィン・ガスリー ポール・ブラニガン エイミー・マンソン
長年の夢だった山登りに初挑戦する83歳の女性の姿を描くドラマ。
主人公を演じるのは、撮影当時役と同じ83歳だったシーラ・ハンコック。
共演にはケヴィン・ガスリー、ポール・ブラニガンらが名を連ねる。
サイモン・ハンターが監督を務めた。(シネマトゥデイより抜粋)
本作は、他の作品を見る為に行ったミニシアターで、エンドレスで予告がモニターに流れていて
「ドキュメンタリー」かな?と思いながら、見れたら…と思っていたが、見れずに、本日見た。
レンタルで見ました。
ロンドンに暮らすイーディは30年間にわたって夫の介護に明け暮れ、ようやく解放されてみれば、
すでに自分は83歳。
娘は老人施設に入れたがり、人生の終わりを痛感させられる。
そんな時、ひょんなきっかけから、嘗ての夢を叶えようと思い立つ。
それは、スコットランドにあるスイルベン山に登るということ。
早速、たった一人で夜行列車に乗り、スコットランドへ向かったイーディ。
偶然知り合った地元の登山用品店の青年ジョニーをトレーナーとして雇い、登頂へ向けた訓練を
始めるイーディだったのだが…。
↑何はともあれ、予告をご覧下さい。
↑目指すのはあの山の頂上。 この川をボートを漕いで渡ったりとなかなかハードな
山登りが待っている。
子供の頃は「やんちゃな子」だったイーディ。 父親と良くハイキングやキャンプにも行った。
けれども結婚と同時に家に閉じ込められる生活となり、夫が倒れてからは、その介護の為に
拍車がかかった生活に。 誰1人彼女の声を聴いてくれる人などいない毎日。
其のうち実家とも疎遠となり、夫が亡くなり気付くと83歳に。
「私ばかりに面倒を押し付ける」と文句を言う娘は、手っ取り早く施設に入れたがる。
自分の考えで動く自由な時間なんてなかった…。 そう考えた時、1枚の絵ハガキに見入る。
フィッシュアンドチップス屋で「何も遅すぎることはないさ」と声をかけられ、背中を押された
イーディは思いつくまま電車に乗る。
ホテルまで車に乗せたのが運のツキ。 小さな町の登山用品店のジョニーが、イーディの
登山コーチをする事に…。
果たして、イーディの山登りは成功するのか?
孫ほどの青年ジョニーと口喧嘩が絶えない。 口では決して負けないイーディ。
頑固な夫に従ってきたイーディもかなりの頑固者で倹約家。 コーチ代金も値切った。
始めは鬱陶しいがっていたジョニーも、段々とイーディの「夢」のお手伝いをしたくなる。
↑何故かスコットランドの駅に仁王立ちだが、此処に立つまでも、かなりの葛藤があるのが
何気に可愛い。
綺麗な自然の景色も堪能できるが、まぁ、其処は映画ですので…。 うふふふって所も。
「何も遅すぎる事はないさ…」 この言葉に尽きるのだろうけれど。
私の実母が同じぐらいの年で、山登りは流石に無理じゃろって思うけれど、頑固だったり、
気弱になったり、気持ちだけが前のめりだったり、自分が思う程の体力さえ、無くなっていて
愕然としたリ。
「老いると言うのは悲しい事」と思っている私には本作を見て、元気を貰ったとは言えないけれど
「挑戦」する気持ちは、良いことだなとは思う。
↑わりと皺くちゃな画像ばかりだったけれど、83歳でもお綺麗よ、流石女優と言うのを貼っておく。
このまま年を取って、「此処が痛い、あそこが悪い」と言う「病気自慢」だけは、したくないと
思う25歳の私であった。 ふぅ~。白目。
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