青春の殺人者 | 新・伝説のhiropoo映画日記

新・伝説のhiropoo映画日記

映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

               

1976・邦画     ★★☆☆☆(2.3)

                

監督:長谷川和彦

出演:水谷豊  原田美枝子  内田良平  市原悦子  白川和子  江藤潤  桃井かおり

                       

                     

1969年10月千葉県市原市で実際に起こった事件を取材した芥川賞作家中上健次の小説

「蛇淫」をもとに、両親を殺害した一青年の理由なき殺人を通して、現代の青春像を描き上げる。

                  

監督はこれが第一回監督作品の長谷川和彦。(映画.comより抜粋)

                       

                         

                         

ブタ

昨日の宣言通り、本作を見た。  ドラマが、後2本ほどで終わるからと朝まで見て、

其れから寝て…。  昨日までは早朝に起きて、夜中2時過ぎには寝ると言う、人間らしき

生活だったが、また狂いだした。  だって、気持ち悪くて眠れないもん、見たいもん。あほお!

本作はAmazonプライムで見ましたです。

                         

                          

斉木順22歳。

親から与えられたスナックの雇われマスター。

                     

店の手伝いをしているのは、幼なじみのケイ子。

                         

                    

ある雨の日、父親に取り上げられた車を取り戻す為に、車の修理屋を営む両親の家に向う。

                    

しかし、それはケイ子と別れさせようと、わざと彼を呼び寄せる両親の罠だった。

母親は「順は取り憑かれてるのよ、蛇にぐるぐる巻きにされてる」と詰る。

 

そもそも、スナックを建てる時にケイ子を連れて来たのは父だったのに…。

                

                     

ケイ子は左耳が関えなかった。 それは自分のせいだと信じ込んでいた順。

 

しかし、順の父親が調べたところ、それらはケイ子の作り話だった事が判明する。

しかも事実は、ケイ子の母親が引っ張り込んだ男に弄ばれた所を母親に見つかり、

叩かれたせいであった…。

                        

                              

そんな話は聞きたくなかった順。 ケイ子が話していた理由で良かったのに…。

だから順が、これからもケイ子の世話を…と、考えていたのに。

                        

母親が買い物に出ている間に順は父親を殺してしまう。

帰って来た母親は、始めこそ驚愕するが、自首するという彼を引き止める。

 

こうなった以上、2人だけで暮そう等と言い出す母親。 その妄想は広がっていく…。

だが、順が一言ケイ子の話を持ち出すと異常な程の嫉妬心で彼を責める。

                          

ケイ子と始めから相談して逃げようとしていたのだ、等と錯乱した母は庖丁を手に待つ。

揉み合っている内に、彼が逆に母を刺していた…。

                         

                   

取り敢えず、両親の死体をバスタブに隠して、スナックに戻りケイ子に荷造りする様に言う。

スナックも、今日限り閉店すると…。 

                       

車に乗り込み、走らせる。

ケイ子に、耳が聞こえなくなったのは順のせいではない事を問いただすと。

「なぁ~~んだ、知ってたんだ」とあっけらかんと事実を話そうとするケイ子。

                 

自分のせいで耳が聞こえなくなり、自分が居なければ生きる事もままならないと

ケイ子の事を大事に思っていた順だったのだが…。

                           

                    

誰が何と言っても、当時17歳の原田様の脱ぎっぷりにドキドキする作品。 しかも、巨乳。

ご本には、過酷な現場を思い出したくない為に本作は見ていないそう…。

                  

当時、超人気アイドル並みの水谷様が大好きだった私も、見ましたがな。 モチ、映画館で。

                      

でも、本作は昨日の「もう頬づえはつかない」の様に何度も見直したりはしていない。

3回位かな?  けれども、結構最近レンタルしていたみたい。

                   

              

両親を殺害した実際に起こった事件を基にした短編小説の映画化。

                          

今回、記事にするのに初めてちゃんと色々調べたのだが、「中上健次」氏の原作だったのかと

妙に納得してしまった。

             

しかも、長谷川監督の初監督作品で、脚本家の田村孟氏の脚本をいちじるしく改変した為

田村氏からの激しい抗議が来たらしい。

                      

原作は未読の為に何とも言えないけれど、短編なので、色々と詰め込み過ぎたかな?って

感じる部分は大いにある。

                

特に友人の結婚式で流すと言う、高校の時に撮ったビデオ作品。

幾ら新郎新婦が、主役の2人であっても、結婚式には全くそぐわない内容。

(ホンマに苦笑するしかない、しかも結構長い)

                  

当時オキニだった水谷様は、「日本のジェームズ・ディーン」にならないか?と誘われたらしい。

この頃の役者さんで、ちゃんと身体づくりまでしてた人がいたかな?

腹筋割れてるし。(毎度ありまでは行かないけれどねあせる

                           

                 

大好きな白川和子氏は、ケイ子のおかん役でした。  ほんのちょっとの出演で残念。

              

でぇ~、何が不満って順のおかんの「市原悦子」様のエキセントリックな芝居が、完全に

舞台の芝居口調で、ホンマにシラケル…。  段々と笑える…。

(熱演には変わりないけれど…)

                          

だからと言う訳ではないけれど、衝動的であっても両親を殺害すると言う作品なのに

何気に軽くていただけない。  緊張感も伝わってこない。

             

流石にコメディとは言わないけれど、「ちょっとなぁ~」って思う。

                     

                   

ケイ子がやたらと声を張り上げて「順ちゃん」「順ちゃん」を連呼するのがウザいと思っていたが

片耳が聞こえないから、そうなんだと今回初めて納得した。

            

聞こえが悪いと、必要以上に声って出すものなんだよね。(其処はリアル)

                   

                

まぁ、原田様の脱ぎっぷりを大いに褒める作品なのかもしれません。

                   

当時はR指定等がなかったのか、本作は絶対にR指定が付く作品だと思います。

                        

                   

本作は、もう記事も書いたし、これでもう良いわ。

又気が向いたら、昔の作品も出て来るやも…。  

                          

その時は言ってね、「こんなん出ましたけど」←知らんか? うふふふ。

                       

                         

 

                     

 

 

 

                        

にほんブログ村 映画ブログへ←このバナーより、是非とも1日1回ポチッとなが欲しいので御座います。栗あせるあせる
にほんブログ村