ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~ | 新・伝説のhiropoo映画日記

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映画が好きだ。ドラマも好きだ。
そして、イケてる面はもっと好きだ。

そんな好きなものが詰まった日記、読んでみるかい。

        

2016・チェコ・英・米     ★★★☆☆(3.6)

                  

監督:ニキ・カーロ

出演:ジェシカ・チャステイン  ヨハン・ヘデンベルグ  ダニエル・ブリュール  

                    

                   

ダイアン・アッカーマンのノンフィクションを映画化したドラマ。

                                        

第2次世界大戦下のポーランドを舞台に、ナチスドイツに迫害されるユダヤ人たちを、

経営する動物園にかくまった夫婦の姿を映す。

                                        

監督はニキ・カーロ。

ジェシカ・チャステイン、ヨハン・ヘルデンベルグ、ダニエル・ブリュールらが出演する。

(シネマトゥデイより抜粋)

                          

                            

                             

ブタ

本作は「SW」と一緒に見たのだが、今日は家に居たので本作の記事を。

今年は、外れのない「ジェシカ様」作品。 作品選びが上手いのか、演技力なのか?

                               

                               

1939年、ポーランドのワルシャワ。夫のヤンとともにヨーロッパ最大規模のワルシャワ動物園を

運営するアントニーナ。                              

すべての動物たちに深い愛情を注ぎ、献身的に世話をしていた。

                              

そんな中、ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発、動物園の存続が危うくなる。                             

そこへヒトラー直属の動物学者ヘックが現われ、“希少動物を救いたい”と申し出る。

                                         

一方でユダヤ人は次々とゲットー(ユダヤ人強制居住区)に連行され、見かねたヤンは、

動物園に彼らを匿おうと考える。

                                                           

自分たちの命さえも危険に晒す夫の提案をためらうことなく受け入れ、全力でサポートしていく

アントニーナだったが…。

                                         

        

アントニーナは夫のヤンと、一人息子の3人家族で、動物園を運営している。

勿論家族とは別に、動物園の飼育係等の職員も大勢いる。

                   

大勢の人々に楽しんで貰う為に、動物園には珍しい動物も沢山いる。

                   

アントニーナには、不思議な力があって、それはどんな動物とも仲良くなれる事。

息子も、動物と一緒に大きくなって来たと言っても過言ではなく、幸せな日々を過ごしていた。

               

しかし1939年の秋、ドイツのポーランド侵攻により第2次世界大戦が勃発した為に

動物が逃げると危険だという事で、爆撃を落とされ大方の動物は処分されてしまう。

                                  

                             

このままでは全ての動物が処分されてしまうと、アントニーナとも知り合いの動物学者のヒックが

希少動物の保護を申し出る。

              

戦争が終わったらスグに元に戻すよと…。

しかし、ヒックはヒトラーの直属の部下である。 

                               

それを知ったヤンはアントニーナに疑問を投げかけるが…。今現在は彼を信用するしか方法がない。

                                      

                               

ユダヤ人達は、次々と住処を追われ、ゲットーに連行される。

                                     

その劣悪な状態で、強制的に追いやられるユダヤ人達を見たヤンは、堪らずにアントニーナに

相談する。

美味しい食べ物を売ってくれていたリ、お世話になったユダヤ人達も大勢いるアントニーナは

動物のいなくなった動物園の地下で、彼らを匿う事を決意するのだったが…。

                                     

                              

実話の映画化作品で、ゲットーに囚われたユダヤ人達を助け出し、数日の者もいれば、

数年も居た者も。

その数、300名で、その内2名はバレてしまい射殺されたが、残りの人々は全員助かったと言う。

                                  

ヤンがどうしても助けたかったのが、アンジェイ・ワイダが描いたコルチャック先生

(ユダヤ人孤児を助けようとした小児科医)も、作品内に出てくる。

<すごく見たいのだが、DVDのレンタルはないあせる> 

                               

                       

ヤン夫婦は、ドイツ軍の食料になるとして、豚を飼育する事をヒックに進言する。

そして豚の餌は、ゲットーで出た残飯。 その残飯を集める時に一緒に助けるユダヤ人を

残飯の中に潜り込ませて、動物園まで運ぶ。

                      

                     

昼間はドイツ軍が動物園にいる為に、地下室のユダヤ人達は眠って、夜になるとアントニーナ達の

住む居間やキッチンに出てくる。

                      

次第にヤンは、レジスタンスに傾向して行き、家を空ける事も多くなる。

家を守るのはアントニーナ。 彼女は細心の注意を払って毎日を過ごしている。

                  

もし、地下室の事がバレたらユダヤ人達だけでなく、匿った自分たち家族の命もない。

其処に、突然やって来るのがヒック。

                

ヒックは、アントニーナがお気に入りな為に、無理やりではないけれど、手に触れたり、髪に触れたり

2人きりになりたがる。

それを見たヤンは、良い気がせずに益々、レジスタンスの方に…。

                                                  

ヤンの気持ちも分らなくはないけれど、アントニーナを責めるのはどうかと…。

                  

                         

ここからは、私だけの疑問や感想です。

ヤンがゲットーから、ユダヤ人を連れて来る時に多少はドキドキする場面もあるけれど、

とても300人を連れ出したとは、感じられなかった。

                    

ゲットーには実際どれぐらいのユダヤ人がいたのだろうか?

300人も抜けだしたら、流石にバレるんじゃ? 何十万人とかの300人なら分からないかも。

その辺が、分からないので「ドイツ軍も意外とアホやな」と…。

                     

それまでのポーランドがどういう国だったかも分からないのですが、平和な時の動物園の

運営は、どうなっていたのでしょう。

                       

毎朝、アントニーナと職員が動物園前で待っている人達に、「おはようございます」と言いながら

時間になったら、開門して、アントニーナは他の動物の様子を見て回ります。

入場料とか払っていなかったし…。 タダなん?

                                   

                    

このライオンの子供を抱いているポスターを何度も見ていたんだけれど、抱いている少女は

ユダヤ人の子供かな?とか思っていたけど、これはアンアトニーナなんですね。

余りにも「可憐で」少女だとばっかり思っていた。

                

わりと、ポワァ~ンとしている感じのアントニーナですが、其処は動物たちの母でもあるお方。

結構、根性が座ったお方でした。 それを見事に演じてらして、全然眠くはならなかったです。

                       

                       

現在も、この動物園は運営されているそうです。

もう戦争やナチス関連の作品は、見たくないと思っていたのに、今年に限ってかなり多かった気が

するのですが、気のせいでしょうか?

                      

赤ちゃんやら、まだまだ小さい動物が殺されるのを見るのも辛いです。

やっぱ、戦争は起こらないで欲しいと願うばかりです。

 

                       

                          

                          

                           

          

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