- 荒俣 宏
- 妖怪大戦争
2005・邦画 ★★☆☆☆
監督:三池崇史
出演:神木隆之介 宮迫博之 菅原文太 近藤正臣 阿部サダオ 豊川悦司
タダシ(神木)は両親が離婚して、母方に引き取られた。
じいちゃん家に引っ越してきた。
ある日、東京が壊れた夢を見るタダシ。父と姉ちゃんは東京にいる。
じいちゃん(菅原)は、まだらボケの様で3日に1回は「タダシ」と呼んでくれるが、後は「アキラ」と呼ぶ。
アキラはじいちゃんの死んだ息子の名前。タダシにも何処と無く面影があるらしい。
夏休みに入った村で、お祭りがあった。
麒麟(獅子舞)に頭を噛まれた子供が、その年の麒麟送子となり大天狗山に伝説の聖剣を
取りに行かねばならないらしい。
東京育ちのひ弱な恐がりのタダシには「絶対無理!」と大きな声で言い切れるぐらい無理な事であった。
が、じいちゃんが書置きを残しいなくなった。「大天狗山で、待っている」byじいちゃん。
妖怪の一種のスネコスリと仲良しになるタダシ。スネコスリは何故だか、タダシにしか見えない様だ。
スネコスリとじいちゃんを捜しに山に入るタダシ。
その頃、加藤保憲の指令により妖怪を粗大ゴミと組み合わせた、怪物を作り街で暴れださせていた。
タダシの見た夢は、正夢だったのか?
じいちゃんを助け出し、聖剣を手に入れる事が出来るのか?
そして、妖怪達は身を守る事が出来るのであろうか?
《***》
1968年の妖怪大戦争のリメイク。
宮部ゆき・京極夏彦・荒又宏・水木しげるの4人が「怪」をプロデュースし、オリジナルの妖怪大戦争を
軸に三池監督がメガホンを取った。
4人もそれぞれ映画にも妖怪役などで出演。
オリジナルも映画館で見ました。その時は、ちょっと恐かったかな?
ファンタジー・ホラーとでも言うのでしょうか?出来そのものにも???が、少し。
タダシにいっつもくっついている「スネコスリ」ハムスターか猫の様なんだけど、ぬいぐるみ丸出し。
妖怪達も昔見た感じとあんまり代わり映えしないんじゃ無いかい?
夏のお子ちゃま映画かな。
大人が見て楽しい所は、この人がこの妖怪に…。と言う所だけかも。
だけかもって、言うけど出るわ出るわ、「何でこんな映画に?」と言う人から
「え~、名前を見るまで分からなかった」と言う人まで。
近藤正臣…新しいジャンルを開拓されていました。柔道一直線で、足でピアノを弾くシーンよりもビックリかも?
岡村隆…とってもいい味出てました。
忌野清志郎…エンディング曲もgood!でした。
菅原文太…じいちゃん役で妖怪では無いのですが、ボケボケのじいちゃんでこんな役どころは
初めてじゃないでしょうか?
又途中、睡魔という妖怪に襲われてしまい、寝てしまいました。
今日は、お昼の試写会という事で、暑い最中にお出かけしました。
どうも、私の読みが甘くてもっと早く到着するはずが30分前に到着。
何と、日が燦燦と降り注ぐ場所に30分間並ばされてしまいました。
上映会社の係りの方、「妖怪大戦争」見る前に暑さと汗でこっちの方が妖怪になりそうでした。
日影も沢山あるんだからさぁ~、ちっとは考えてくれよ~。よく眠れたけど、ふ~、疲れた。