今更だけど。もうかなり前の話。オレと彼女の出会いそして・・・の話。
鬱陶しい梅雨も終わり、1年振りの友人と遭遇。昔話で盛り上がっていたら、突然友人が何か思い出すように話し出した。
友人「なんかなー、mi〇iで中学の同窓生が中学名でコミュ作ってるらしいで。」
オレ「オレらの???中学???日本語でおk-?」
当時のオレはと言うとSNSと言う言葉も意味もわからない。コミュって言葉さえ、ちんぷんかんぷん。
無論PCなんて持ってるワケも無く。携帯はギリ持ってるが、ほぼ仕事専用。通話以外ほとんど使わない。いわゆる携帯してる電話ってこと。
友人は全く意味の分かっていないオレに詳しく教えてくれた。友人曰く。おそらく複数の女性達が当時のオレらのグループの名前が何人か実名で書き込まれてると・・・。良くも悪くもって事らしい。
ふーん。なんやそれ?しょーもな。とか言いながらも若干興味が湧いてくる。誰がやってんねやろ・・・。卒業して、もう20年近く経ってるワケだし全員の名前なんて憶えてもないけど。なんか知ってるヤツやったら、おもろいんちゃうん!ってぐらいのノリ。暇をこじらせていたのもあり、とりあえず入会。閲覧。何もわからずとも以外と簡単に見つかる。
おー母校の名前やんwwwマジあるやんwww若干テンション上がる。一通り読んでいく。ふむふむ。ふーん。マジっすか・・・えーと・・・君ら誰なん?無論最初からわかってた。わかってました。自身も意味不な名前で登録してるんだから・・・。当初の目的が誰が(本名)やってるかだったんで、んー・・・。どうしたらええもんかね・・・。誰かもわからないプロフ見ながら、ふと閃いた。そうだメッセ送って誰だか聞いてみようず!当時のオレはナニをトチ狂ったのかコミュ作成者含む全員にメッセ送りつけてやったwwwはじめまして。オレ(本名)ですけど・・・なんたらかんたら・・・。今思えば、かなり気持ち悪い行動力発揮してたwww
中学時代はバスケ部副キャプテン。知名度だけはあったと思う。それが幸いしたのか、な!なんと!奇跡が!お2人様から返事をゲット!
一人目は同じバスケ部だった〇〇さん(女性)。何度かやり取りさせて頂きました「なんか懐かしいねー」なーんて、お互い思い出に浸りながら、ふと我に変える。オレ〇〇さんと中学時代話した事なんて一度もない・・・よ・・・な。同じ部活なのに・・・。
もう一人は小学校も同じの××さん(女性)。この人は顔までちゃんと覚えてた。××さんって小、中学時代虐められてた・・・もう昔の話だし、オレ自身何も気にしてなかったって言うか忘れてたwww
××さん「オレ君久しぶりですねー。」
オレ「ですよねー。」
××さん「でもなんで?私なんかと話してくれるの?私××だよ?」
オレ「この歳なったら、そんなん関係ないやん!」試行錯誤の上辿り着いた精一杯の返答。
××さん「ありがとう。」・・・だって。なんだかなー・・・。
2人に他の人の事を聞いてみたけれど、わからないと言われた。
残りの人は、わからなかったけど。目的は一応達成?したし、割と満足してた。
んーどうするか・・・。速攻辞めてもええんやけど・・・。無理に退会までする必要ないよな?特に深く考えずほったらかしにしてた。
只今夏真っ盛り。当時そこそこ仲の良かった知人Aさんに聞かれた。
知人A「オレ君!mi〇iやってる?」
オレ「あー。あれねwやってるちゃーやってるけど。」
知人A「じゃー友達になってくれへん?」
オレ「別にええけど、なんで?」
知人A「えっ・・・。理由は・・・。特にないんやけど・・・。」
オレ「wwwAさんらしいわwwwおk-了解www」
こんな感じだったと思う。
久々に開いたmi〇i。申請来てて無事友達になる・・・。もちろん友達になったからって何かあるワケでもなく・・・。結局この先Aさんとはmi〇iで一度も絡まずwww
何も考えず、なんとなく毎日ログインしだした。せっかくなんで興味のありそうなコミュ片っ端から閲覧してみようと思い立つ。あと足跡。見に来た相手が誰だかわかるってシステム。足跡消すことも出来たかしれない。この辺は定かではないが。近辺地域や同年代近くの足跡がつく。コミュも殆ど登録してなかった為1日多くても数人。一応閲覧しに行くんだけど、正直・・・で?ってなるだけだったけど、それも楽しいのか、なんだかんだと飽きもせずだらだらとやってた。飽き性の割にはやめようとは思わなかったのは、自分でも不思議だった。毎日コミュの書き込み見て、ついた足跡に飛んで閲覧。毎日これだけ。自分で書き込みする事なんて殆ど無かった。
もう秋の気配。ほぼルーティンになった足跡確認。そしてこれが彼女との初めての出会い。
今でも忘れない。男性か女性かもわからない。共通は同県民って事だけ。何の特徴もない、やる気の欠片もないプロフ。性別も多分女性?かな?ってレベル。何故か気になった。理由なんかない。何となく。ただそれだけ。唐突だけどメッセ送ってみた。
ただメッセなんて送ったことは今まで一度もない。なんて伝えていいのかわからないので、思いのままを綴った。
「突然のメッセすいません。何故か彼女さんが気になりました。理由はわかりません。ただ気になったのでお送りしました。失礼しました。」
特に返事も何も期待してたワケでもない。只々なんとなく送ってみた。
翌々日だったかな?奇跡が起きた。な!なんと!彼女から返信来てる。
「メッセわざわざありがとうございます。その気持ちめっちゃ大事!気になるってめっちゃ大事!」
これだけ。なんかすげー嬉しかった半面この文章に、なんて返事すればいいのか全く分からなかった。なんか微妙やなー。そんなことを考えつつも、とりま彼女のプロフ再度確認。日記ってのがあったんだけど、1日ごとに更新する好きな事書ける場所。日記って公開非公開選択できるんだけど彼女は公開にしてた。直近の日記拝見。
ちょwww何これ?wwwもうね、驚きのあまり笑うしかなかった。ポエム?詩?なんかようわからん?って感じ。勝手に自分で詩と決めつけてこんなコメント残してみた。
「えーと詩人の方ですか?きっと詩人なんですよね?イヤ。もういっそ、きっぱり私詩人なんです。って言ってくれませんか?お願いします。」
内容自体、意味がさっぱり理解できなかったのもあったワケで。質問形式なんで返事しやすいかもって正直思ったりもした。翌日に返事あり。
「わざわざコメントありがとうございます。詩人ちゃうw全然ちゃうw」この返信いただいた後すぐにメッセが来た。
彼女「オレさん友達になってくれませんか?」
オレ「こちらこそお願いします。」
めでたくしてオレのmi〇iでの2人目の友達が誕生した。
その日から彼女の過去の日記読み漁る。彼女にすげー興味が湧いてきた。ただ読めば読むほど遠くの世界の住人にも思えた。
最初の日記から考えてオレよりも半年以上前からはじめてる。一つ一つ丁寧に読んでいく。過去の日記も案の定。日常を語ってるかどうかもわからない日記。全く意味がわからない日記もある。なんて言えばいいのかな?常に俯瞰で自分やモノを見てるって言えばいいのかな?ようわからんwwwそんでもって表現方法もかなり独特。そんな日記。ただ少し寂しげで落ち込んでるのかな?って日記もあったりもする。
彼女の日記ってコメントしにくいのはわかるけど殆どコメントついてない。それが普通なのかどうかも当時のオレには知る由もなかった。
ただ、ごくごく偶につくコメントにも丁寧にお礼言って返信してる。やっぱ律儀なんだw
読みながらコメントでも書き込みしようと思い立つも、正直何も思いつかない。考え、考え抜いた結論は、とにかくボケる。全力でボケる。突っ込まれないと成立しないボケもお構いなしに。
すべての日記にコメントを添えるという、ある意味ストーカーの方ですよね?って言われても仕方ない快挙を成し遂げる。
日記をすべて読みコメントも添えた。間違いなく女性ではあると確信する。予想ではオレと同年代もしくは少し下くらいってイメージ。勝手に妄想が脳内で広がっていくwww
さすが彼女。すべてに返信とはいかなかったものの気持ち悪がらず多数に丁寧な返信頂きました。この行為が総じてなのかはわからないが彼女は毎日日記を綴りだす。先週までは週に1~2回程度だった。
オレも彼女の日記に毎日コメントする。相も変わらず独特な表現は微塵も変わらず。
多分今日は久しぶりに外出したんやろうなーちょっとええ事あったんやろなー。日記見てわかる情報はこんなもんですよwwwこれもあくまで予想wwwこんな感じだから文中の言葉拾ってボケますよね・・・それ以外の選択肢ありますか?それでも丁寧なお礼と返信は毎回してくれてた。
そうだ!オレも書いてみるか。案の定、何時もの如く他人に影響されまくるオレ。思いっきり彼女に影響されてますやんwww彼女にメッセで聞いてみることにした。
オレ「オレも日記書こかなーって思てんけど、どんな感じで書いたらええんかな?」
彼女「そんなに考えなくてもいいんじゃない?好きな事書けばいいと思うよ。」
オレ「やっぱ、そう言われてもムズイねー・・・。」
彼女「とにかく何も気にせず書いちゃえば?私も楽しみw」
オレ「うん。頑張ってみるわwありがとう。じゃーね。」
彼女「うん。またね。」
文章書くこと自体かなり久々だけど、文字を書くという行為は割と好き。昔は当時の元彼女に割とマメに手紙等書いたりもしてた。
んー・・・。まーあれか。おもろいこと書ければええんでないかいwwwかなり軽い気持ちでベースは決まった。
とはいっても、日記なんて書いたのはおそらく小学生の夏休みの自由日記が最後。自分自身で面白いとかハードル上げちゃってるしwwwそれでも頑張ったよオレ。なんとなく形にはなった気がする。イマイチ納得出来なかったし、お世辞にも面白いとは言えない。時間も限られてるからしょうがない。恥を偲んで投稿した。
翌日。彼女がコメントくれてるんだけど・・・。まーホントに当たり障りないコメント。当たり前だよね・・・。彼女が気配りできる大人で良かった。ホント良かった。
その後も毎日お互いの日記にコメントしあう日が続いた。特に彼女と何の進展もしてないけど、とにかく嬉しくて楽しかった。
なんの前振りもなく突然彼女からメッセ。
彼女「オレ君、言葉が好きってコミュあるんだけど入ってみない?」
オレ「彼女ちゃん入ってるヤツ?別にええけど、入った方がええの?」
彼女「別にそういうわけではないよw嫌ならいいよ。」
オレ「嫌とか全然ないからwwwほんじゃ入るわ!ほんじゃねw」
彼女「うん。ありとう。またね。」
特に深く考えることもなく、言葉が好きってコミュに入ってみた。
何の変哲もないごくごく普通のコミュ。オープンスタイルの多人数コミュ。
人がそこそこいるので各々がいろんな所で遊んでる。そこそこいるって言っても定期で常駐してる人は20人くらいだったと思う。せっかく入ったんだからと思い、いろんな所に書き込み続けてた。彼女とのやり取り以外にも、それなりに楽しめるようにはなって来てたんだと思う。
彼女とのメッセのやり取りは単発だが続いてはいた。何度かやり取りしてるとメアドと番号は割とすぐに教えてくれた。大きな大きな1歩を踏み出したはずなんだけど・・・。mi〇i内では今までとは何も変わらない。、ごく偶にメールのやり取りするくらい。要はメッセがメールになっただけって感じ・・・。
そんなある日。彼女の日記のタイトル「セルフカット」自分自身で髪をカットしたという、珍しく他愛もない内容の日記。しかし!これってある意味大チャンスじゃね?何とか写メゲットしようと目論んだ、ど変態のオレwwwコメントには軽くボケなどかましてから、速攻メールした。
オレ「マジで?自分で切ったん?すごいなwww見せて見せて!写メ送って!!!」
彼女「えーイヤやなー。恥ずかしいわー。笑われるもん。だってこけしやから。本当にただのこけしw」
オレ「ちょwww余計興味でたわwwwどのタイプのこけしかめっちゃ興味あるwwwはよwwwwww」
彼女「わかったwわかったwでもちょっと待ってね。後で送るから。」
オレ「おk-!待ってまっせwwwwww」
テンション高めで返事するオレ。嬉しいんだけど、なんか不思議な気分。正直偶にしかメールしてない。浅くも無く、深くも無く、という関係。でも写メはいとも簡単に送ってくれたりする・・・。今どきの子は、そんなん気にならんのかねー?ようわからんよね。
数時間後・・・。写メ無事到着。
あれ??え?・・・。眉上からの写メなんで顔は流石にわからない・・・されど雰囲気はひしひしと伝わる。ええ・・・まー彼女の言う通りこけし。普通に完全なこけし・・・。
え?え?え?・・・。オレちゃんとプロフに年齢書いてたよね?怖くなって確認行った。ちゃんと書いてて一安心・・・。大丈夫やん・・・。ほっとした。
ほっとした。じゃねーんだよおおおおおぉー!!!
彼女の顔見えてないけど、おおよその年齢って何となくわかりますやん?何となくやけど・・・。どう見ても若い若杉!!!完全にJDくらいの年齢にしか見えん!!!これでも若干現実逃避!!!みんなの大好きJKの線さえ否めない・・・。
でも・・・。でもJKがあんな日記書けるかー?普通に無理やろー・・・。しかし今時のJKの事なんて何も知らない余裕の30オーバーのオッサンである。
あー・・・。でも書くんかなー・・・。だって現に書いてるもんな・・・。そうやんなー・・・。JKか・・・。脳内では勝手にJKと確定しているようだ。
やったね!!!JKなんて超ラッキーじゃん!!!
他人になら普通に言えるよ・・・。そら・・・。あくまで他人事だから・・・ね。自分勝手な妄想で20代後半以上と思ってたし・・・。ショックとまでは流石に言わないけど。JKって・・・。オレ大丈夫なんかなー・・・。いろんな意味で・・・。と同時にど変態に+ロリコン野郎の称号もゲットした。
彼女が年齢気にしてるなんて情報なんて一切無いけど。やっぱ女の子だしね。ここは出来るだけ遠回しに遠回しに彼女の年齢探り出そうと考えた。そのつもり・・・だった。ほんとに遠回しに遠回しにの、はずだったんだけど・・・。
オレ「マジこけしやんwwwやるねーwwwってかやっちゃたねーwwwwww」
彼女「恥ずかしいわーwだから言ったでしょ。こけしだってw」
オレ「うんwwwってかさー、めっちゃ若そうやんwww」
彼女「そんな事ない。」
これ見て直感的にやばいと思った。抑揚のない彼女の声が聞こえてくるようだった
オレ「言われてみればそうかなwwwまたメールするわ!」
必死に取り繕うつもりだったが、案の定何も浮かばず、こんな返信してしまった。
彼女「うん。またね。」
やっちゃたね・・・。間違いなくやっちゃたね・・・。多分きっと絶対!オレタヒね。
流石に即日にメールするのも怖いので2日程開けて普通にメールたら普通に返信あり。怒ってるワケでもなさそう。気にしすぎるのも、よくないよね・・・。そう自分に言い聞かせ、とにかく今まで通りを心掛けた。
年齢の話が禁句とはなってない気もするが、さすがに根ほり葉ほり聞く勇気もない。ホント偶然たまたま初めてメッセしたときの話になった。
オレ「最初ってさー、どうやってオレ見つけたん?」
彼女「〇〇県と年齢〇歳~△歳で見つけた。」
オレ「そうなんやーw彼女ちゃんさー、だいたいでええねんけど、どの辺住んでるん?因みにオレはららぽのすぐ裏に住んでんねんwww」
彼女「Σ(・□・;)えええええー!私もすぐ近く!」
当時オレらが住んでた某県には、ららぽは1か所だけだったwww今は知らん。
間違いなく車で10分圏内wwwもしかして運命ってヤツ?wwwwww
普段電話なんてほぼ掛かってこないツレから何故か電話。お前マジ迷惑だよ・・・。30分程経過後。
オレ「じゃーね?今度ご飯でも行かへん?デートってよりも近所で外食って感覚で行けますやんwww」
1時間経過・・・。えーと案の定返信来ず・・・。またやっちゃたの?・・・。オレ?・・・。オレもっかいタヒね・・・。
あまり寝れなかった・・・。仕事中もずっと気になってた。次の日の夕方に返信来た。一瞬ためらいながらも見てみる。若干ドキドキしてくる。
彼女「昨日はごめんね。寝落ちしてたwうん。私はいつでもいいよ。でも土日は家族でご飯行く時あるから平日がいいかな?」
オレ「マジっすかwww完全に嫌われたんやと思ったわーwwwじゃーね・・・来週の金曜日はどうですか?」
彼女「なんで敬語なんw金曜でいいよ。そんな事くらいでオレ君嫌いになんないよw」
オレ「ありがとう!じゃー金曜仕事終わったらメールするねー。じゃーまたねー。」
彼女「うん。またね。」
良かったー・・・。心の底から安堵した。しかもとんとん拍子で進んでる。ちょっと怖い気もするが・・・。も、もしかして信用されちゃてるんですか?
しかしながら、ここで再度問題も勃発する。顔がわからないうえにJKの線も否めない。となるとやはり年齢がモノ凄く重要なファクターだと勝手に決めつけるオレ。ここは勇気を出して聞くしかない。
その2~3日後。どう切り出そうかな?とずっと悩んでたけど、もうええ!今普通に聞く!決心を固めて、ちょっとマジモードでメールしてみた。
オレ「今度会うときね、オレ彼女ちゃんの顔もわからんやん、雰囲気もそうやけど何かやっぱし年齢は教えてほしいかな?」
彼女「あれ?言ってなかった?言うてたつもりやったわw」
え?ナニ?あの時の話は「記憶にござんせん」なの?
オレ「えええええー!マジすか?www前ネタフリしたら言いたそうじゃなかった感じやったから。」
彼女「そんなんもあったねーwオレ君が歳離れてるの気にすると思ったから。」
オレ「そうやったんや・・・。ありがとう。そんなん気使わんでもええのに。」
彼女「うん。私2〇歳だよ。」
オレ「そうなんやw予想よりは上で良かったわwJKやったら、どうしよーって思ってたw」
彼女「それは流石にないよwきゃぴきゃぴもしてないでしょ?w」
オレ「そやねwwwありがとう!会う日までにメールするかもwよろしくねーw」
彼女「うん。またね。」
なんか、しゅれっと答えてくれてるし。こういうのって、年齢が下の人の方が気にならへんねんやろね・・・。因みにオレは知り合ってすぐに本名と年齢は教えてた。それにしても2〇歳かー・・・。一回り下ですやん・・・。やはり気になる。かなり気になる。気にならないなんて嘘。
そして金曜当日。初めての対面。
オレ「今仕事終わたw18時なら全然おk-w」
彼女「んーと。18時にマンションの前に来てくれると助かるw」
オレ「え?ちょwww家まだ知らんよ?」
彼女「もう知ってるって思ってたw○○のファミマの隣のマンション。」
年齢教えてくれた時と同じこと言われてるんだけど・・・。もしかして天然?思い付きで話すような子じゃないので、ちょっと考えてしまう。
オレ「マジっすかwww車で5分かかりませんやんwwwわかった18時にマンション前着いたら電話でもよい?」
彼女「うん。いいよ。ホンマに近いねw」
あたりは夕暮れ。18時にマンション前到着。んでもって電話。降りてくるって。ドキドキが止まらない。
丈が長めのグレーのパーカーにジーンズ姿の小さな女の子がエントランスにいるのを確認。小学生くらいの身長の女の子。まさかね・・・。別人やろ。女の子が近づいてくる。小学生はさすがに言い過ぎかもしれない。でも普通にJC。更に車の横で俯き加減で佇む。ぺこりとお辞儀。例えJKであったとしてもJK1年生にしか見えない。
ちっちゃいとは聞いていたけどホンマにちっちゃいwww2人で歩いてたら警察にお声掛けられそうなほど幼い風貌www2〇歳には絶対見えんwww
あっけにとられながらもオレもお辞儀を返し、とりあえず車内に促す。
オレ「こんばんわー。」何気に無茶苦茶めっちゃ緊張してる。声が上擦らなかったのが奇跡。
彼女「コンバンワ・・・。」え?なんて?ホントギリ聞こえるかどうかの小さな声。何故か、あまりにも小さな声を聞いたとき緊張が一気にほぐれた気がする。
オレ「wwwイヤwww全然聞こえないんですけどーwww」わざとテンション高めで言った。
彼女「エート。30分ダケマッテ」照れくさそうに俯きながら答えた。
オレ「うんwwwええよwww」何を30分待つのかは敢えて聞かなかった。
独りで話し続けるオレ。彼女はまだ少し俯きながら小さく頷くだけ。わざと遠回りして目的地のファミレスに到着した。
「今日はここでええかな?」彼女はまだ俯き加減だが先ほどよりも少し大きな声で「うん。いいよ。私ここ好きやから。」と言ってくれた。
席に案内されメニューを見る。別にオレは何でもいいのだが、食べながらでも話しやすそうなモノをすぐさま選ぶ。
ふと見上げると彼女はまだ真剣にメニューと格闘中のようだ。オレは徐にタバコを取り出し「吸うてもええかな?」と尋ねた。「うん。」メニューを見ながら答える彼女。ぼーっと外を眺めてるオレ。彼女の言葉を待った。懸命にメニューを見続ける彼女が視界には入っている。長い長い沈黙の後、彼女がようやく口を開いた。
「あかん!食べたいのが有りすぎて決められへん・・・。」元気でもなければ大きくもない声。呟くような話し方。きっと普段はこんな感じなんだと思った。そう思うと微笑ましくなった。
ふと閃いたので聞いてみた。
オレ「じゃーこうせえへん?とりあえず彼女ちゃんが3種類程決めて、それ2人で分けへん?オレ別に何でもええし、彼女ちゃん欲しい分だけ取って、残りはオレ食べるからw」彼女は少し困ったような表情でこちらに目を向けた。
彼女「えー・・・。なんか悪いやん・・・。けど・・・それでもいいの?」食にはこだわりもなく、量もそこそこないと後で腹減るしね。と伝えた。
彼女は、はにかむような笑顔で「うん。わかった。ありがとう」と答えた。
食事しながら他愛無い話が続く。殆どがオレが聞いたことに彼女が答えるだけだったが、いつも笑って答えてくれた。笑顔を絶やさないように話し続けた。
その日はファミレスだけ。それでも4~5時間ほどいた。楽しい晩餐も終わり、彼女を家まで送った。
オレ「今日はありがとうね。また行こねw」
彼女「うん。こちらこそありがとう。」
オレ「また連絡するね。バイバイ。」
彼女「うん。バイバイ。またね。」
車の中で気色悪いくらいニヤニヤしてる自分。明日ももちろん仕事。急いで帰路に就く。
来月はもう師走。とある事件をきっかけに大きな変化が訪れた。
相も変わらず彼女とは日記で毎日お互いコメントしあってた。
ある日突然メッセが届く。言葉が好きといコミュで頻繁に見かける人。もちろん名前を知ってるってだけの人。Bさんとする。因みにBさんは既婚者女性。メッセ後すぐにプロフで確認済み。
Bさん「はじめまして。Bと申します。突然ですが、オレさんが書いている日記好きなんです。大切な事なのでもう一度言います。オレさんの日記大好きなんです。彼女さんとの世界があるのは重々承知しております。2人の世界を邪魔するつもりもありません。良ければ友達になってくれませんか?」ほぼほぼ原文のままです。
正直言って嬉しい。大好きって言われればwww日記だけどね・・・。彼女との事も理解してくれているし。断る理由なんて微塵もない、で、即おk-しようと思ったとき、彼女からメール。彼女発信のメールなんて、まず来ないからびっくりした。
彼女「オレ君。Bさんからメッセ来た?お友達になってってメッセ。私に来たの。それでね。ちょとね。」何か言いたいのだろうけど話しづらそうな感じ。
オレ「うん。来たよwなんかあんの?どないしたん?てか電話していい?」
彼女「うん。待ってる。」
普段自分の事は殆ど語らない彼女。そんな彼女が淡々と語りだした。
オレと知り合う前に何人かの友達と色々あり揉めたとの事
その一件でかなり傷つき、もうmi〇iを辞めようと思ってたとの事。
友達はオレ以外にもう1人だけが、ここで知り合った人だという事。
残りの友達は全て高校の同級生との事。
もうこれ以上友達は作りたくないとの事。
オレは相槌も打たずに聞き入っていた。
彼女「だから私は断るつもり。オレ君どうするか聞きたかった。Bさん、オレ君には私より先にメッセ送ったって言ってたから。」
オレ「そっか・・・。ぶっちゃけ言うとね、オレは今、彼女ちゃんがmi〇iやってるからやってるだけやしwww友達とかあんまし興味ないしwww彼女ちゃんが断るなら、オレも断るよ!」
結構な沈黙が続く
彼女「・・・。オレ君には悪いとは思うけど・・・うん。でも・・・。うん。ありがとう。」
オレ「Bさんは日記好きって言ってるだけやし、わざわざ友達ならんでもええと思うし。片方だけ断るのも変やんwww気にする必要ないってwww」
いつになく饒舌なオレ。この後も多分色々言ってたはずけど殆ど覚えてないwww
彼女「ありがとう・・・。ご飯食べてくる。バイバイ。またね。」
オレ「そんな礼なんて言わんでもええって。バイバイ。またねー。」
電話の後、どう言えばいいのかわ分からず結構な時間悩んでBさんに返信。
彼女の事には触れずに半分真実。半分嘘を取り混ぜて謝罪の上お断りした。
Bさんからの返信。
Bさん曰く。既に彼女から断りの返信があったとの事。その時点でオレにも断られるだろうと思ったらしい。オレ君の日記って彼女に向けて書いてるようにも見えたと。でも好きだから読むことは許して欲しい。こんな感じの事書いてた。
えーと。凄いですね。びっくりです。大正解です。見る人が見ればわかるんかねー?
好きと言ってくれてるから読んでくれるのは嬉しい。友達限定及び非公開にはしてないんだから読むのも自由。友達申請くれたのは嬉しかったです。が・・・。お察しくださるとありがたいです。誠に申し訳ありません。オレの返信はこんな感じ。めっちゃ大人www
彼女がどう言った内容で断ったのか非常に気になる。聞いてみたいけど・・・。
このことは一件落着のはずだった・・・。翌日。彼女がログインしなかった。昨日の事を考えればしょうがないのかな・・・?と思ったりもする。2日、3日と続くと、ちょっと心配と言うか、このまま辞めるのかな?とも思い始め不安になる。ただメールの頻度は少ないが普通にやり取りしてた。辞めたくなったら言ってくれるんだろうと思ってた。その後数日開けてログインする状態が続いた。それでもmi〇iの件には一切触れなかった。
12月某日。本日は、これで2回目のデート。今回は食事後に少し小洒落た喫茶店へ。
丈の長めのグレーのパーカーにジーンズ。肌寒いのもあり、ハーフコートを羽織っていた。初めての時とほぼ同じ服装なんですぐに気づいた。車に乗り込むよう促す。軽く挨拶。「こんばんわー」「コンバンワ・・・」初めての時と全く変わらない小さな声。そして彼女はとても小さな声でまた「30分ダケマッテ。」この言葉。ずっと昔からから何度も聞いてる気がした。まだ2度目なのに。彼女はオレが家も年齢も昔から知ってると思ってたと言ってた。そんな言葉を思い出した。今なら彼女が言った意味がわかる気がする。唐突に言った「うん。そうだね。」彼女はこちらを見上げて「ん?」と呟いたが、「ほんじゃ行こか。」答えにもならない返事をして目的地に向かった。
趣味の話から服装の話になる。お互い服が好きだった。以前から知っていたけど、とにかく楽しそうに話す彼女。笑顔が絶えない。饒舌とは言えないが、目をキラキラさせてとはまさに、この光景だと思った。
オレ「前回言いそびれたけど、その服似合ってるやんw凄く可愛いやんw」
彼女「ありがとう。でもちょっと大きい。これ姉に借りてるだけやから・・・。私あんまし服持ってないし・・。」金銭的に余裕がないのは知っていた。余裕がないってレバルじゃないけど・・・。勿論理由も知り合った当初に聞いていた。敢えてその話には触れずに聞いてみた。
オレ「今度できたばっかりの〇〇行かへん?まだ俺も行ってへんし。行ってみたいし。なんか興味そそるやんwあそこやったら服屋も多そうやし、ご飯もお洒落なイタ飯屋とかありそうやん?ウィンドウショッピングも兼ねてやねwもうじきクリスマスやし、そうせえへん?」
彼女「うん。まだ私も行ってない。行きたいね。」
オレ「よし!決まりやねwクリスマスの少し前くらいでええかな?」
彼女「うん。いいよ。」
とある考えを元に○○へ彼女を誘った。
次に会う日まで特に何もなく過ぎていく。この時点でmi〇iは完全にどうでも良くなっている。それでも彼女とは毎日ではないけど日記で絡んだりはしていた。
本日はデート。で明後日がクリスマス。目的地に到着する。平日の夕方だがかなり人が多い。手を繋げるチャンスじゃん!などと目論んでみるが、妄想で終了と相成る。
オレ「せっかくだから店ようさんあるしw好きそうな服でも見たら?」
彼女「うん。そうする。」なんだか嬉しそう。オレまで嬉しくなった。辺りを見渡しながら歩いてた。あの店に行きたいと言ってきた。気に入りそうな服に一直線で進む。他には興味さえもない模様www
自分の肩に当ててサイズ確認したり。広げて少し考えたり。また肩に当てて広げて考えて。気が済んだのか、少しだけ離れてるオレを見る。
「ほんなら次行こか。」黙ってうなずく彼女。次の店でも同じ。ただ違うのは当てて広げるのが一度だけ。数軒回り一度だけの確認。最初のがえらく気に入ってるのはアホなオレでも気付くwwwしかしオレには別の目的があった。
オレ「今着てるジーンズお姉ちゃんので大きいんやろ?ジーンズも試着してみたら?」
彼女「ええー???・・・・(沈黙)・・・・。でも時間かかるよ?いいの?」
オレ「別にかめへんやんwww」3着ほど試着。
彼女「これ、どうかな?」聞いてきたのは最初に着ていたジーンズだけwww服装に関してはわかりやす過ぎやろwww試着完了後。
オレ「最初のもっかい着てみて。それ買うし。裾直しせなあかんし。」
彼女(;゚Д゚)
オレ「明後日クリスマスやでwww」
彼女(;゚Д゚)「う、うん。でも・・・。いいの?」
オレ「ええから。はよw」
無事購入。店員に裾直しに30分程かかると言われた。
オレ「どうする?他もなんか見る?」
彼女「オレ君は見ないの?」
オレ「メンズあんまないしねー。この辺がやっぱ神戸とか大阪と違うよなーwww」
納得したように微笑んで頷くだけの彼女。
探索するようにぶらぶらと歩いていると、突然彼女に普段なら絶対するはずのない質問が来た。
彼女「オレ君って女性のタイプってどんな人?」
オレ「んー・・・。特にないかも。好きになったらタイプってヤツかなwww」
彼女「えーなんかずるいやん。じゃー芸能人で言えば誰?」
オレ「誰でもええの?」
彼女「うん。」
オレ「ミラ・ジョヴォヴィッチ」
彼女「wwwwww外人やんwwwwww」
すげー笑ってた。笑わすつもりは全くなかった、普通に答えただけやのに・・・。普段からは想像できないほど、大きな声で結構な爆笑。彼女の爆笑する姿を見てすげー嬉しかったんだけど、最高に笑っている彼女を見れたのは最初で最後になる。
すかさずオレもタイプを聞いてみた。やはり有耶無耶に答えるだけ。ここはいつも通り。
ご飯は何にするとか話しながら歩いてたら「もう1回見てもいい?」視線を向けると最初に訪れた店だった。「うん。」とだけ言った。同じものを手に取り肩に当ててみて、広げて考えて。
オレ「買おか。」
彼女「えーさっきも買ってくれたし・・・。」彼女の言葉を断ち切るように言った。
オレ「お年玉って事でええやん。1週間ほど早いけどお年玉。」そしてすかさず「サイズはそれでええの?」
彼女が頷くと奪うように取りあげレジに向かう。後ろから付いてくるだけの彼女。購入したモノを差し出しながら「早いけど。あけおめ。」
満面の笑顔で受け取ると抱きしめるように両手で抱えて「ありがとう。そうやね。まだ早いねwww」そう言って笑いだした。照れ隠しのつもりで「ウケたんがいっちゃん嬉しいわwww」と言ったらまた笑ってくれた。結果オーライだが有耶無耶に出来て良かった気がする。
30分程経ったのでジーンズを受け取りに行く。店の前に着くと彼女が「ここで待ってて。」と言う。小走りでレジに向かい、また抱きしめるように両手に抱えて走ってくる。「嬉しい。ありがとう。」とびっきりの笑顔を向ける。
あかんめっちゃハズイ。今日ずっとハズイわ。目を逸らし少し上ずった声で「ええよ。別に。」かなり不愛想な返事しか出来なかった。
彼女の希望でバイキングの店に向かう。オレ的には他愛のない話も含め、いろんな話をして店を後にした。店を出ると少し俯き加減の彼女。今日はかなり歩き回ったから疲れたんだろうと思い。すぐに送り届けた。
オレ「今日は疲れたね。ほんじゃ。またねー。」こちらに顔を向けているが目を逸らしている感じ。
彼女「うん。ごめん。今日はありがとう。バイバイ。またね、」すぐに振り返りマンションに向かった。
オレ「え?何が・・・。」少し離れた背中に消え入りそうな声で言った。彼女の姿はもう見えなくなっていた。
んー確かに今ごめんって言うたよなー?聞き間違いはないよなー?
家に帰り、落ち着いてからmi〇iを開く。今日ラサール石井を見かけたから、それをお互いの日記に書こうと約束してた。オレは今日ラサール石井見た。着いていったら逃げたから走って追いかけたったwwwこんな感じでいつものふざけた日記。
彼女も珍しくすぐに書いてた。本文一行目。今日ラサール石井に会った。確かそれだけ。改行後。
彼女らしいいつもの日記。独特の表現で知らない人が見ると意味も何もわからない日記。ただ変な違和感を覚えた気がする。
ゆっくり声を出すように丁寧に読んだ。正解かはわからないが言葉の意味を考えてみる。そして帰り際の彼女の態度。繋がった気がした。
きっとオレ的に他愛の話の事だと。
それは知り合って1か月後くらい?の話。詳しく聞いたワケではないが彼女には片思いの男性がいた。
もう何年も前からだと。
好きだけど会うことも出来ないし、会おうとも思ってない。
連絡も取ってない。
でもまだ好きだと。
それでも良いのかと聞かれた。
もちろん嫉妬はする。好きだから当たり前の感情。20代前半の若い女の子が片思いしてるのも当たり前の事。付き合ってるワケでもない。オレの今の状況で何か意見できる立場でもないし、意見するつもりもない。正直そんなに気にならなかった。気にする、しないと言うより脳が彼女は片思いしている。ということを認識したって表現が正しいと思う。言われた後「僕が一番になった暁には結婚してくださーーーーい!」と言ったら「ゾワっとした。気色悪い。」と素で言われた。ちょっとショックだった。そんな程度だった。
今日、彼女の友人の恋人話に偶々なった時、彼女に特に深い意味もなく聞いてみた。
オレ「この皿の中心が一番好きな人としたら、オレって今どの辺?」
彼女は少し考えて皿の中心寄りだが少しだけ離れたところを指さした。
オレ「あいたたたたたーwwwまだそこですかいなwwwもっと頑張らなあかんねwww」
彼女は笑ってくれた。オレもウケたウケたと喜んでた。まー言えばオレ的に完全なネタ話。
店を出るまで彼女は普通だったと思う。彼女なりに悩んでいるのを気付けなかっただけなんだろうけど。
彼女の日記は間違いなくこの事。断定できるような記述はないが間違いない。かなり後に、この日記の事聞いてみたことあるんだけど「間違ってはないねー( ̄ー ̄)ニヤリ」って言われたwww
コメントは気付かないフリをして書いた。ここで聞くのは何かが違う気がした。この日から少し距離を置かれた。
「メリー・クリスマス」とメールする。返信はない。
「あけましておめでとう!」とメールする。返信はない。
オレは年賀状は送っている。3が日は来ず。彼女がオレに送っているのかは知らない。
諦めてはないが不安ばかり募る。この間、毎日ではないがmi〇iにはログインしてるから尚更。
仕事も始まって、まだ間もない頃。確か1月7日だったと思う。彼女から年賀状が届いていた。少しドキドキした。
こんな絵描きますって言葉と3行ほどの文章が書いてある。
芸大出身なのですげー絵は上手い。ただオレ的には少し気持ち悪いと思える絵www
3行ほどの文章を読んだ。3行だけの文章を100回くらい読んだ。何度も読み返すうちに涙が出てきた。ハガキを抱きしめた。止まらない涙。
ええ歳こいたオッサンがハガキ抱きしめて泣いてる姿は旗から見れば基地外以外の何者でもないと思われるwww
この年賀状は今でも持っている。彼女がくれた最初で最後の年賀状。
すぐさまメールで年賀状届いたありがとうと送るも返信は来ない。
1月も終わりに近づく。
流石に年賀状の件もあり、いくらでも待てるのだが、流石にと思い電話はあまり好きでない彼女だけど掛けてみた。繋がった。
申し訳なさそうに話し出す彼女。
携帯料金は今までの貯金を切り崩して支払っていたと。
最低限の契約内容に変更したからメールは出来なかったと。
返信できなくてごめんなさいと。
今月で解約するとも言っていた。
携帯を維持し続けるのは無理なことは最初からわかりきってた話なのに・・・。なぜ気づかなかったのか?結局何も彼女の事を何も考えてない事に気づかされた。情けなかった。自分自身に腹が立った。
焦ったオレは、すぐさま今週中に会いたい事とこれからの事を彼女に伝え、全てに了解を得て3日後に約束を取り付けた。
そして3日後。迎えに行き某キャリアの携帯ショップに向かう。ちなみに、この日も「30分ダケマッテ」と言われた。これも挨拶みたいなもんwww
平日でも夕方ともなると人はそこそこいる。番号札のようなモノを店員から受け取り椅子に座って待っていた。足を組んで、だらけた姿勢で座っているオレに対し彼女は背筋を伸ばし正面を見据えている。
オレ「緊張してんの?www」驚いたように、こちらに向かって振り向く。
彼女「え?なんで?そんなことないよ。でも。なんか・・・。」
オレ「面接待ってるみたいやでwww」
彼女「そんな風に見えた?w」少し笑ってくれた。
無事契約完了し車に乗り込むと礼を言われ、そのまま彼女が話を続けた。
金銭のことだけではなく、今の時期は精神的にも辛いから連絡できなかったと。
彼女「もうちょっとだけ待ってね。」俯いたまま呟く様な声で言った。
オレ「ぼちぼちでええんちゃう?」こんな言葉しか出なかった。
彼女「じゃーね。バイバイ。またね。」
オレ「バイバイ。またね。」
その日はそのまま彼女を送り届けた。帰った後しばらくして彼女からお礼のメールが来た。まー普通に返信。
もう2月。2月はオレの誕生月でもある。で、誕生日に彼女からおめでとうメール。携帯購入以来久々のメール。メールでお礼を伝えた。これ以降2月はメールは一通も来ず。
あっという間に3月。
突然この頃から彼女が毎日mi〇iにログインするようになる。そして毎日日記を綴りだす。それでもオレにはメールは来ない・・・orz
おかしいと言うか・・・別におかしいワケじゃないんだけど・・・。彼女の日記が普通?になってた。簡単に言うと言葉遊びが無くなった。ストレートな言葉で綴っている。昨日は家族で外食した。とか飼っている犬に噛まれた。など平凡?な日常を語る日記。あと詳しくは書かないが悩みや心の病気を吐露する日記も書いてた。心境に変化があったのは間違いないが、これが良いことなのか悪いことさえわからない。
こんな日記が続く中、かなり久しぶりに彼女からメール。たった1行のメール。たった1行なのに充分過ぎるほど彼女の気持ちが伝わった。
以前のような関係に戻った気がした。mi〇iではお互いの日記にコメントしあい、メールは以前よりもやり取りが増えた。用がなければほとんどメールもしなかったが、くだらない事でもやり取りするようになった。
今月から2週に一度は会うことを2人で決めた。彼女の私物を一つづつ買うこともまた始めた。少し高めの下着なんかも買ったwwwそこそこ値段のモノは試着出来るとこの時初めて知った(ブラだけみたいだけど)www彼女がオレの家に来るようにもなったのもこの頃。少しドライブして買い物行って食事してオレの家ってのが毎回続いた。とにかく楽しかった。幸せだった。幸せだが彼女の将来を考え出したのもこの頃だった。彼女はまだまだ未来がある人間。結婚して子供も産むんだろう。それはオレでいいのか?バツもついてるし様な人間だし。漠然としてだが考え始めてた。軽い葛藤もありながら楽しい時間はすぐに過ぎていくのはお約束。
一気に飛んで7月。来月は彼女の誕生日でもある。彼女は自分がやりたい仕事があると話し出した。自分は人に助けて貰ってばかりだから人を助ける職業に就きたいと。やりたい仕事は介護と言っていた。今色々調べてると言っていた。その時は介護と言われてもピンとこなかったが、オレは心から喜んだ。少しかもしれんが協力するし応援するから頑張ってとも伝えた。
葛藤はまだあったが、彼女が就職して安定するまでは傍で支えたいと思った。安定したときまた考えればいいと。
8月に入り彼女の誕生日の3日前。今日は誕生日のケーキを予約する日。食事はするが買い物はなしって感じ。
彼女はフルーツタルトが食べたいって言っていたので探してみた所タルト専門店が偶然家の近くにあった。店員さん曰く季節の果物なら何種類からか選べるらしい。
オレ「何がええの?」
彼女「ん-・・・桃とメロン・・・。」
オレ「それだけ?」
彼女「・・・うん。」
店員さん、それ聞いてちょっと微妙に笑ってるんですけどwwwオレ店員さんに聞いたみた。
オレ「桃とメロンでいけます?」
店員「はい。大丈夫ですよ。」まだちょっと笑い気味。
オレ「じゃー桃とメロン大盛りで」ここで完全に店員さん声出して笑いよったwww
店員「wwwはいwww」
彼女が顔真っ赤にして何故かオレを睨んでいた。
オレ「じゃー3日後〇時に取りに来ます。」
店員「はい。お待ちしております。ありがとうございました。」店を出てすぐ言った。
オレ「なんやろね?桃とメロンだけが可笑しかったんかな?」
彼女「わかんない。だって私、桃とメロンが好きやねんもん。」
初めて見る表情だ。頬を紅潮させ、まさに子供が拗ねているといった顔。可愛すぎwww抱きしめるフリしたら、さっと避けられた。少し落ち込んだ。その後食事を済ませオレの家に到着。
部屋に入ると途端に彼女の表情が曇りだす。いつものようにクッションを抱えて俯いていた。
紅茶を出しながら彼女に聞いた
オレ「急にどないしたん?オレなんかしてもうた?それともなんかあったん?」
子供のような仕草で彼女は首を横に振りすぐに縦に振った。
彼女「オレ君は関係ないよ。昨日ね職安行って来てん。不安やったからお母さんと一緒に行ってん。」
相談コーナーみたいなところに行き、介護がしたい事を告げると体の小さいあなたには無理ですと言われたと。
どうしてもやりたいと懇願しても小さい体ではできないの一点張りだったと。
お母さんも一緒に言ってくれたらしいけど同じ返答繰り返すだけだっと。
怒り心頭だったが冷静なフリして言った
オレ「それ絶対おかしないか?見た目だけで判断するのって?介護詳しくないけど、それは絶対おかしいで!」
彼女「うん。また来週でも行こうと思ってるけど・・・・・・・うん。」
話して少しすっきりしたのか、いつもの彼女に戻ったように見えた。その後は誕生日の予定を立てたりした。
オレは時計に目をやり「今日はちょっと、はよ帰ろか?3日後も会うし。」
彼女は何も答えてくれない。クッションを抱え俯きだしたが、すぐに立ち上がり少し俯き加減で「うん。」と答えた。
彼女の家まで5分も掛からない。一瞬で着く。
オレ「じゃー3日後タルトと貰ってから向かいに来るわ。」
彼女「うん。今日はありがとう。」まだ表情は曇っているように見えた。
オレ「3日後なんてすぐやんwwwそん時いっぱい話しよ。」
彼女「うん。そうする。バイバイ。」
オレ「バイバイ。またね。」
少し違和感を感じながらも帰路に着いた。
家に帰り部屋に戻ると彼女の職安の件を思い出し。職安行って暴れたろかとまで考えてた。
そのことで頭がいっぱいで肝心なことには全く気付かなかった。
3日後。彼女の誕生日当日。
仕事開始直後だからam9時くらいだと思う。オレの携帯が鳴っている。彼女から電話。え?と思ったが出た。
「もしもし?オレさんの携帯ですか?」男の人の声だった。「彼女の父です。娘が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
オレ「わざわざご連絡ありがとうございます。今からそちらに向かわせていただきます。失礼します。」
今更ながら昨日の違和感を思い出す。少し考えれば簡単にわかることだった。
彼女は「またね。」を言わなかった。