「私はもう、Nさんに会えないのでしょうか?」
土曜日にこんなメールを受け取った。
仲の良い女の子の友人で、まだ元彼を引きずっている。
僕は彼女の元彼のことをよく知っている。
僕は数日間メールを放置した。
僕は僕で他人のことなどかまけていられないくらい
いろいろ忙しかった。
しかし結局彼女のメールにレスをした。
「彼が会いたい自分になれば彼は今後ずっと君に会い続ける
可能性だってあるんじゃないかな?」
僕はこのセリフを実は或るビジネスマンからヒントを得た。
本田宗一郎とホンダを共に創った藤澤 武夫だ。
「銀行にお金を借りに行く前にまず銀行がお金を貸したい
企業になるべきだ」と藤澤は言った。
これはビジネスにも恋愛にも通じる金言ではないか、と思う。
自分が会いたい、自分が借りたいというのはただのエゴだ。
しかし相手が会いたい、相手が貸したいという
相手の視点で考えること。