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今朝も四時半頃に目がさめるリズムはかわらず。その後寝られなくなるが、目をつぶりひたすら時間が過ぎるのを待つ。

背中は相変わらず痛い。

水っぽい便が昨晩から出る様になる。

いつも通りS研修医が朝に回診に来てくれる。特段何かをしてもらうわけでは無いが、現状を聞いてもらう事で気分は楽になる。

主治医とS研修医の回診。

転院?、転科なるとの説明。

ということは最後の回診?

最後くらいもう少し話をしたかったが、まあまた話す機会はあるでしょう。多分。

少しは印象に残る患者だったと思うし、同じマンションの住人だし、同じ関西人だし(^^)

 

朝、朝食がこないと思ったら、CT検査をするので朝食は無いとのこと。

初めて空腹を感じているので少し残念。なかなか上手くいかないものです。

ただ、今朝からは喉に違和感を感じる。看護師に訴えてみたものの完全に無視。

事例としてカテーテルが内頸静脈内で曲がって輪を作ってしまうことも有るなんて全く知らないだろうな。勉強の意欲はなさそう。

明日お昼頃からのスタートらしいので、それまで何度も訴えてみるつもり。

 

14:30にシャワーを浴びる際にストーマ袋を外してストーマを洗い、ストーマ袋の交換。接着剤が液体とシャワーの熱だけではうまく取れないので、ウェットティッシュタイプの剥離剤を紹介してもらい注文。在庫が無いので、取り寄せになるとの事。

 

ストーマ袋の交換が終わって病室に戻ろうとしたら見知った顔の人が。

ニュージーランドキャンプ仲間のHさんがお見舞いにきてくれました。

連絡があった方が良かったけど、偶然にも今日は入院して具合が良い貴重な1日の一つだったので、楽に話すことができて良かった。

ストーマ袋の固定の為にベッドで30分ほど接着剤を温めながら話し、その後も17時頃まで話した。退院して落ち着いた頃、12月頃に東京で、出来れば今シーズン何処かのスキー場で、会おうと。

Hさんの父親もガンで亡くなったらしく、手術後化学療法に入る前に痛みをほとんど感じる事なく亡くなったらしい。

自分にはもう少し時間があるが、そんな風に痛みをほとんど感じる事なく終わりたいと強く思う。

 

最後の10分ほどは、アメリカ大統領選挙の報道番組を一緒に見ながら話す。

まさかのトランプ氏の当選確実のニュースを目撃することとなった。

こういう事があると、トランプを見て思い出してもらえるのかも知れないな。

自分が死んでも誰かが思い出してくれる機会があるなら、それが辛い思い出でないことを祈っている。

 

夕食もすべて食べ切る。夜の食事は何故だか野菜の味付けが薄く感じた。肉はフライドチキンぽい味付けだが、一度挽肉にして固めたもの。ご飯の当てになるので十分。

全部食べてもすこし空腹感があるので、姉貴が手配してくれたエネプリンと薫さんから頂いた普通のプリンを食べる。

 

食べ過ぎ?

 

それでも腹7分目の気分。しかし何故化学療法の前日だけこんな風になるのかと自分の身体がすこし恨めしい。

 

今晩も22時半に睡眠剤を飲み寝ようとする。23時過ぎには眠りについて、翌午前一時半頃に目が覚めてトイレ。一旦目をつぶり3時半頃までウツラウツラして、そのあとは寝られず、朝を迎える。