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今日も特段検査は無し。
ただし、いつもの様に2時頃に目覚めてトイレ。もう一度寝て四時半頃にまあ目が覚めて、もう寝られなくなる。
強い眠気は感じないが、身体が怠い。
ほんの少しだけだが、空腹を感じる。食欲はほとんどない。無理やり食べているが、味が分かるので、苦痛とまではいかない。ご飯も少し残したくなるが全部食べる。100gと半量なんだが。
腰と背中が痛いのが辛い。マッサージ機でほぐすがあまり和らがない。
昼食後は30分程横にならずに消化に集中して、その後、マッサージ機でおなかを温めてほぐす。30分くらいやるとガスがよく出て、それにあわせて便も出る。少し安心。
午後一時過ぎ頃には姉がまた来てくれる。少しマッサージをしてくれて、お腹の張りが少し楽になる。本当にありがとう。
午後3時頃、コンビニで買い物をする。パッド式のオムツを買う。夜中に残った肛門から液体が漏れることが有るので、その為の自衛策。
会社同僚Kさんとは、コンビニ前の椅子で合流。一旦病室に来てくれた様で、連絡がちゃんと出来てなくて申し訳ない。小一時間ほど話す。S部長も体調が良くなく、検査入院となるらしい。
ちゃんと約束通り、長寿一家のSさんは100歳まで生きてもらわないと。
Kさんも今後の事を考えて保険や検査を受けるとの事。通院がサポートされるガン保険をお勧めしておいた。
15:30過ぎに訪問看護師のYさんとSさんが来てくれて姉と話し、16時頃から自分も話す。これまで痛みを取ってもらう事が出来なかったので、かなり不安がある事を正直に話す。緩和ケアを信用できない心境。
右の背中が痛い事を伝えると、早くオピオイド系の痛み止めを開始した方が良いとのアドバイスを頂く。
Yさんに大腸に溜まったガスを抜くマッサージをしてもらう。やはり熟練者でちゃんと大腸に効いている感覚が分かり、安心する。こういう実感ができる事を重ねて自分も相手を信じたいと思える様な経験がしたいと強く願う。
何回か聴診器で音を聞きながら確認し、佐藤さんにもやり方を伝えて頂く。
姉はその後YさんとSさんと話をしていた様。何を話しているのか気になるが、必要ならば隠さずにちゃんと話してくれるはずだから、あえて聞かず。
ただ、Sさんが来てくれる費用はちゃんと自分で払いたい。こういう活動に対する対価を払う事で、少しでも貢献できるなら嬉しい。
姉は消化器内科医師との面談が遅くなって18時半から一時間ほどの面談も付き添い、話を聞いてくれた。夕食を中断させて申し訳ない。
FOLFILI+ベバシスマブ(アバスチン)を選択した旨を伝えると、其れで良いとの事。1回目は標準量で進め、副作用を見ながら必要に応じて減量する、という方針。完治を目指すなら辛いのを我慢してガンの縮小を目指すが、今回の自分の場合は進行を食い止めて、且つ生活に支障がない程度の副作用に抑えるのが良い、というのが江頭医師の意見。
自分が希望していた方針と一致していたので安心できたし、一次治療はここで進めても良いのでは無いかと思えた。
ザ・研究職、という医師だが、余命についてもハッキリと伝えてくれるし、自分にはこれまでの仕事の経験から言っても、付き合いやすい気がする。
消化器内科E医師との面談後、またマッサージをしてもらう。軽くホットタオルで押してもらうだけで、リラックス出来て痛みも和らぐ。手当、は薬より効果がある場合もある事を実感する。少し医療に対してやさぐれていた気持ちが手当で和らぐ様に感じる。
夜は相変わらず寝られず、睡眠剤で眠りにつく。睡眠剤を飲んで10分後位に眠りに落ちる。