欽ちゃんこと、萩本欽一氏の心に響く言葉より…


誰にでも運と不運は平等にきます。
だから今がついていない時期なら、そのあと幸運な時期がきっとくるはずです。
不運の度合いが大きければ大きいほど、これからやってくる運も大きくなるの。

だからつらくても「今は運をためてる時期なんだ」と思って耐えていれば、いつか状況は変わっていきます。
運の神様は、そうそう一人の人間ばかりいじめません。


「生まれながらの運」というのがあります。
大金持ちとか立派な仕事をしている家に生まれたから、運がいいわけじゃないんです。

むしろその逆。

「家がものすごく貧乏で、おもちゃもゲームも買ってもらえなかった」
「おやじがどうしようもない大酒飲みで、酔うと家族に乱暴した」
「だらしのない母親で家は散らかし放題。母親にかわいがってもらった記憶がない」
生まれながらに運を持っているのは、こういう人たちなんです。

つらい環境や子育てに向かない親の元に生まれてきた人って、最初から運がプラスの状態になってるの。
世間の人から、「かわいそうな生い立ちね」と言われる人は、僕からいわせればすごくラッキー。
こういう人は、自分の境遇を恨まず、ごくふつうに生活を送っているだけで、必ず幸運がやってくるんです。

その代わり、今目の前にある現実を嘆いたり、親を罵(ののし)ったり、
不平不満を言うたびに運はだんだんと消えていきます。

勝負にまつわる運も、生まれながらのものです。
父親がギャンブルで財産を使い果たし、母親はへたなくせにパチスロが大好き、
なんていう夫婦の子供は、親がぜんぜん運を使ってこなかった分、
すごい勝負運を持って生まれてくるかもしれないいね。

仕事をするときは勝負運の強い人と組むといいんです。
僕のつくった番組が当たったのは、そういう人たちの運をもらったからでもあるの。
自分になくてももらえばいいです。
だから人間関係は大事にしなくっちゃいけないの。

『ダメなときほど運はたまる』廣済堂新書



大金持ちの家や、有名人や芸能人の家に生まれた子供が、
非行や犯罪に走ったりするというケースはよく聞く話だ。
そこまでいかなくても、親の隆盛が子供の代まで続かないことは多い。

『売(う)り家(いえ)と、唐様(からよう)で書く三代目 』という言葉がある。

創業者が苦心惨憺(さんたん)して築いた財産や家を、三代目が事業に失敗して売りに出す。
売りに出した家の看板、「売り家」という書体が中国風の洒落た文字である。
つまり、三代目ともなると、仕事に精を出すのではなく、芸事や道楽に夢中となり、
家をつぶしてしまう様(さま)をいう。


今が、不運の時にある人は、実は運をためている時期だとも言える。
「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し」ということわざの通り、
幸運と不運は交互にやってくるからだ。

親に運がなかった人は、その運が持ち越され、次の代の子供の運がよくなる、ということかもしれない。
しかし、そこには、してはいけない大切な決まりごとがある。
運が悪いときに、その運の悪さを嘆いたり、文句を言ったとたんに運は少しずつ消えてしまう。

今、運に恵まれていない人は、不平不満を言わず、恨(うら)んだりもせず、
じっと明るく暮らしているだけで、運はやってくる。
そして、運のいい人と付き合い、運を分けてもらえばさらに運はよくなる。

運の神様は公平だ。

毎日を、「おかげさま」と、感謝の気持ちで暮らす人に運はやってくる。



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