萩本欽一氏の心に響く言葉より…


芸能人は正月にハワイに行くのが当たり前になっているけど、
ボクは12月25日に行って、31日に帰ってくるの。

さぁこれからワンサと芸能人が来るってときに帰ってくるって、楽しいよ。
ほかの人と逆のことをやると、違う景色が見えて面白い。

みんなが休んでいる正月やお盆に働いていると、
神様に目をつけてもらいやすいから、運をもらえるんじゃないかって気もする。
「欽ちゃん、見っけ!」
なんて、神様に気持のいい言葉をかけてもらえるかもしれないしね。


「欽ちゃん劇団」をやってるから、毎年、若いヤツが大勢集まってくるんだけど、
そいつら、ボクに見つけてもらうのが下手なんだよね。
下手っていうよりも、見つけてもらおうとしていない、って言ったほうがいいのかもしれない。

新しく100人が入ってきたとして、一年のうちに、ボクと会話するヤツはひとりかふたり。
こっちは会話する準備があるのに、98人にはその準備がないの。
そんなことしたら、抜け駆けする卑怯(ひきょう)なヤツだ、
ってほかの連中に嫌われると思っているから、それをしない。

そのくせ言うんだよな。
「欽ちゃんは、オレのこと全然見てくれない」って。
見れねぇよ。見れねぇよ。
100人もいるのに、いちいち一人一人、見てられないよ。

見れるのはせいぜい3人。
3人のうちの1人にならなきゃ、話にならないわけよ。
残りの97人がそんなに気になるなら、早く自分が有名になって、97人の面倒を見てやればいい。

今は、97人に嫌われないようにすることより、
ボクに見つけてもらって、ボクとつきあうことのほうが大事。
こんな当たり前のことが理解できなかったり、
理解はしていてもボクと会話することを躊躇(ちゅうちょ)するヤツがほとんどなのよ。

『人生が楽しくなる気持のいい日本語』ゴマ文庫



若いうちは、誰かに見つけてもらわなければ世に出ることはない。
ビジネスでもスポーツでも芸能界でも、上司や先輩や監督、
あるいはディレクターに認められなければ、どんなに才能があろうと、使ってもらえない。

上司や先輩に好かれるには、中村文昭さんの「4つの鉄板ルール」の実践しかない。

鉄板ルールとは…
「返事は0.2秒」
「頼まれごとは試されごと」
「できない理由を言わない」
「今やれることをやる」

どんな無理難題に対しても、嫌な顔一つせず、相手を驚かせ、喜ばせようと、
言われたこと以上にやってのけたら、たいていの上司はコロリと参る。

損得勘定の歯切れの悪い返事はすぐにわかる。
いやいややるなら、頼みたくはない。

気持ちよく動く人、素直な人、自分の都合を一切言わない人、
ただひたすら相手を喜ばせようとする人は、まわりからも引き立てられる。
そして、神様からも声をかけてもらえる。

神さまに見つけてもらえる人は、どんどん運がよくなる。


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