　そごう横浜店の画廊で開催されていた（8/1(火)～8/7(月)）森崎修太さんの個展へ行ってきました。森崎さんはマティスに憧れ、フランスで絵画を学んだ70歳を過ぎた方です。

　まさにマティスの色でした。UPできるのはこの１点だけですが、多の作品も調和した色の組み合わせがマティス的なものばかりでした。ただ、物や建物の形の取り方がマティスとは全く違います。マティスは形を細い輪郭線でとり、形を色の引き立て役に使っている感じがしますが、森崎さんは、単純化した形を、確りした輪郭線でとり、色と形の両方で画面を創っています。

画面を見ていると、色と形の会話が聞こえるような気がします。

　…

「ドームの屋根はオレンジにしてほしいんだけど」

「いいですね、建物に青い色も入れたいんですが」

「じゃ、入り口の上部をアーチにしましょう」

　…

軽い敬語が入った明るい会話です。

会話を聞きながら絵画を見るのもいいですよ。

森崎 修太 油絵展

森崎修太　油絵展