欲望をおさえられないんだが。 | フーテンひぐらし

フーテンひぐらし

永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。


「この本とこの本を買おう」と思って本屋に行って
だけどそれらが入荷してなくて
なのに他の本をわしわし買ってしまって
当初の目的は一切達してないのに、
おろしたお金も、もう無い!

…というクセを、やめたいです。


1万円札をおろしてうっかり本屋にいくと、
なぜか無意識に5000円以上買っていいと
自分にいけいけゴーゴーサインを出してしまう。

…というクセを、やめたいです。


自宅の本棚のキャパシティがとうに無いのに
入るスペースをまったく考慮せずに
どんどん本を買い込んでいる。
入れるとこがないから本はそこかしこに積みあがる。

…というクセを、やめたいです。


幼少期から、本とマンガだけは無尽蔵に与えてくれ、
かつ「本は(精神的)財産」と考えるので
どんなに昔の絵本でもほとんど捨てるということがない。
…そんな両親のもとで育った習性に、拍車がかかっている。

(もちろん実家には家族全員分の本が溢れており、
父のベッドは積み上がりすぎたさいとうたかを「鬼平犯科帖」と
西岸良平「鎌倉ものがたり」に
囲まれているので
巨大地震が起こったらあれが死因になる恐れあり)


よく考えたら、本に関しては
服と靴とアメニティと調味料小袋を
やたらと収集する夫のことを、言えないではないか。


それにしても
服にも靴にもあまり興味のない私と
本にあまり興味のない彼が一緒になってるのも、
不思議な話というか見事な凹凸であることよ。