めんくい諸考【1】 | フーテンひぐらし

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永遠の放課後。文化祭前夜のテンションで生きたい。なかなか大人になれない。



とある友からのリクエストがあったのだよ。
面食い克服法を書いてはくれまいか」と。



その友は、ものすごく気の合う男性に出会ったのだが
どうしても彼の顔がダメなのだと。
つまり、ただの友人ならいいが、顔が好みじゃなさすぎて
恋に落ちる気にはなれん、ということだろう。


それは単純に「ダメだからパス!」としていいものなのか、
それとも己の基準が恋への可能性を邪魔してるだけなのか、
悩んでいるという。


彼女は決してイケメン好き、というのではなく
件の彼は自分の好ましい範疇から著しく外れているのだろう。




ふむふむ


私はまったくもって面食いじゃないので
それを克服する方法がそもそもよく分からないのだが
とりあえず思うところを書いてみようと思います



まずは自分のことから振り返ってみるか



私だってもちろん「好みの系統」とか「好きな顔」はあるが
それはあくまでも鑑賞する場合に掲げているだけであって
それと己の恋愛には、一切の関係がない。


いやちょっと違うな


正確に言うと
好みの顔の男性を好きには、なる。
でも、それは面白いくらいにただの片思いで
下手するといばらパターンにしかならない。


「顔が好み」「外見がカッコイイと思う」だと
どうしてもそれ以外を甘く見てしまって
よく吟味もしないまま、「好み♪」と突っ走ってしまい
結果的に「遊んだ」というカタチしか残らない(笑)


私のほうでも、そういう彼を恋人にしようという心構えなど
何もないのだから当然か…。
顔が好みの人って、恋に落ちるとかいうよりも
「抱きたい」みたいな気持ちが先ばしっちゃうんだよね(野郎か!)



というわけで、私が恋愛する=つきあうに至る人、というのは
前々から書いている通り、「好きだと猛アタックしてきた男」のみだ。


そしてそれは、こちらで顔を選べない(笑)



いまの旦那は珍しく私の好みの顔なのだが
好みの顔だからアタックしたわけでは全くなく
たまたま好みの顔の男が私に猪突猛進してきただけだ。
自慢ではない。そもそもアタックされること自体が稀なので
その中でもほんとうに稀なケースなだけだ。


かといってその後、結婚に至ったのは
「顔が好み」という部分は一切関係がないし利点にもなってない。



今までつきあった人はすべて、つきあう前に
結構な時間の「ただの仲のいい友人期間」があり、
そこで何の恋愛感情も予感もなく、彼の言動を見てきた。
「好きだ」と言われたとき、その見てきた言動が
そこそこに基準(仕事に一生懸命だとか)を満たしていれば
そのアタックの熱意がそのまま彼の魅力になり、

それが熱く真剣ならば、私はOKする。



自分に熱意をもってめげずに向かってくる男というのは
私にとってそれだけでかなりラブ&セクシーな行為であり、
そういう時、もともと何の感慨も抱かなかった男ほど
「ただのヤロー」「ラブ&セクシーさを出してくる男」への
変遷の幅がバカでかく、「ただの顔」が「いい顔」になるのだ(笑)


私はその変化を感じるのがだいすきなのだ!



というわけで私はいつも結果的に、つきあった男の顔や
外見が「ふふふ…最高に好みだわ…」となる幸せな脳みその持ち主だと思う


ハゲてたら「ハゲ最高」と思うし、デブなら「大きくて素敵」だし
チビなら「寸詰まりが超セクシー」、背が高ければ「やっぱノッポってカッコイイ」、

バカなら「そこが素直で可愛い」になる。
(最後のは外見とちゃいますね…)



私にとって男の顔や外見など最後のオマケ
こちらの心持ち次第でどうにでも劇的変化するもの


なので、男を見るときの優先事項としては
かなーりどーでもいいのであった



自分の話はこれくらいにして…。


「じゃあどう考えたらいいのか?」



長くなりそうだから、続きます。