家を出て2日目に目指す目的地

広島県のとある由緒あるお寺

 

ここからは

ファンタジーとして聞いてください

 

 

真顔ファンタジスタココすけ、まいります!

 

 

広島に超絶由緒あるお寺がありました。

何百年も続くそのお寺

数年前に先代の住職さんから

お寺を継ぐことになった現住職

 

辛い修行を積んで

日々研鑽に励み

心も体も鍛えておられましたが

いよいよ自分が継ぐとなると

伝統と歴史の重責は

とてつもなく重く感じました

 

そんな住職を支える

周りの友人知人に

不思議な方が1人


その方は

「大丈夫ですよ、

住職には龍神さんがついておられるから。」

と励ましてくれたそう

 

お寺を継いだ住職さん

「よし!お掃除をしよう!」

と檀家さんと祖師堂をお掃除された

 

お掃除が終わったある日、

たまたまその不思議な知人に会うと

 

「最近、お寺で何かされました?」

 

と言われた。

 

祖師堂を掃除しましたと言ったら

「ああ、それでですか。

龍神さんと不動明王さんがはっきり見えます。

よろこんでおられるんですね。」

 

と言われた。

 

そして知人は住職に

「お寺に龍神さんがいらっしゃるでしょ。」

 

と言われた

 

住職は心当たりがなかった

 

しかし、その後

檀家さんと一緒に

本堂の脇にある古いお堂を

掃除した際、龍神さんが

発見された


古いお堂に祀られていたのは三十番神

 しかし、掃除してみると

30柱の神様のはずが

31柱いらっしゃる・・・。

 

31番目の神様

他の神様とは全く作りも出立ちも違う

京都の仏具屋さんに見せたら

「龍神さんです。間違いないです。」

と言われた

 

 

不思議なことはまた続き

龍神さんが見つかった祠に

ある日、木の筒がポンと置かれていた

誰か置いたか

いつからあったかわからない

その筒には

「多々羅龍神・・・。」

と書かれていた

 


住職

不思議なこともあるんだな

と思いつつ

 

龍神さんが発見された祠を掃除

虫が入らないように

網戸を手作りして設置

 

 

そしたら速攻で

不思議な知人から

「龍神さんの祠に扉かなんかつけた?」

と連絡が来た

 

網戸をつけたと言ったら

「外してあげて。

龍神さんが外に出られないから。」

と言われた

 

住職びっくり!!!!!

その不思議な知人は一度も寺に来たことはない

もちろん

住職が網戸を作ったことを

知るはずもない

驚き

半信半疑ながらも

龍神さんのために

網戸を外した。

 

 

 

網戸を外した日の夜

京都の無名の絵師、kieiという人が

娘が生前お世話になったので

自分でよければ絵を奉納いたします

ちなみに龍神を描くのがとっても得意

と言ってるけどどうだ?

という連絡が来た

 

 

真顔そのkieiがうちの旦那

 

 

そして、住職と私達が

実際にお会いしたのが

昨年の5月18日。

モー子の月命日

 

龍神図を奉納するなら

この古くなったお堂をまず直したいね

となり

たくさんいらっしゃる檀家さんに

住職は根気強く話をされ

 

お堂修復計画がスタート

そのお堂修復会議(のような感じ)

に旦那とココすけが参加することになった

 

 

(車中泊して淡路で風呂入り

金比羅山登ってうどん食べて)

広島にやってきた

 

 

真顔遊びながらきたと思ったでしょ

 

 

 

旦那、無名の絵師だけど

数々の有名寺の襖絵は描いてる

 

 

真顔職人は名前が出せないのよ

そういう業界っていうけど

つまんないわよね

 

 

 

住職は

Kieiはすごい絵を描けるんです

とわかってもらえるように

発表の場を設けてくれた

 

 

タイミングの良いことに

京都蓮久寺に奉納する蛇図が

ほぼ仕上げにかかっていたので

それを発表の場に持っていって

これだけ描けます

と檀家さんに

見ていただこうと思って

蛇図を家から持っていった

 

 

真顔またここでファンタジー

 

 

私たちが広島にくる前日

住職は不思議な経験をした

 

布団に入って寝ようとした時

耳元で

「シャー!!!!!」

って音がした

 

え!?なんだ???

と住職は飛び起きて

電気をつけて周りを見渡したけど

何もいない・・・・・

しばらく電気をつけていたけど

それ以上何もなかったから

また電気を消して寝たそうだ

 

「耳元でシャー!!!っていうから驚いた。」

 

一体なんだったんだろうか

とずっと考えていたけど

多分・・・白蛇だったんじゃないかな・・と

 

 

真顔蛇ちゃんが

「力貸したげるわ!

今、そっちに向かってる」

って言ったのかしら

 

 

 

蛇図のおかげで

檀家さんにも

旦那の絵のレベルを見てもらえ

住職の熱意も伝わり

発表は大成功

お堂改修&龍図奉納会議は

和やかにスムーズに進んだ

 

 

真顔決まればいいね

 

 

そうして二泊三日の旅は終わった