娘モー子が天に昇って10日
来月の塾のスケジュール作成で
仕事に復帰
ココすけ学習塾は
モー子がいたから
できた塾
娘の勉強をみてもらいたい
と思える先生を選びに選んで
家庭教師でうちにお迎えした
せっかくうちに来てもらうんだから
近所の子に声をかけ
教えてもらいたい人を探し
また
先生の様子や知恵を
ブログで発信
ブログのお陰で関東圏中心に
全国から生徒が集まり
ココすけ塾が誕生
コロナをきっかけに
オンライン個別指導塾に転向
通信制高校に進んだモー子
医学部に向け
まっすぐ進むだけの状態になった途端
ユーイングに罹患
2年4ヶ月闘病
そして天に
未だ信じられない
葬儀が終わって
数日経つと
怒涛の悲しみの形が変わった
頭の思い出に鍵がかかったように
ついこの前までの介護の日々が
簡単に思い出せなくなる
真っ暗な中に
ポーンと放り込まれたような
ここはどこ?出口どこ?
の状態
脳みそと心が大きすぎる悲しみから
自分を守るために
ふんわりさせているのかなと思う
時折
不意に悲しみに襲われて
どうにもならなくて泣く
うちにテレビはないけど
あっても見ないだろう
本も読む気がしない
どこかに行く気もしない
どうやって生きていくのか
何をしたいのか
娘を亡くした今
何を楽しむことができるのか
そんな中
メーテル先生の新しい授業があった
小学生の姉妹さんが
夏休みに
メーテル先生と理科の実験を通して
化学を学びたいと
『みかんの皮を重曹で溶かす』
という実験授業
生徒さんと
メーテル先生をお繋ぎする役目があった
そして
「授業を見学したい」
という気持ちが湧いてきたので
お願いして授業参観をさせてもらった
メーテル先生の夏休みの化学実験
モー子はこれで化学にハマり
化学が大好きになった
当時の私は実験の助手だったので
楽しいとか思う間もなく
必死で実験を手伝った記憶しかない
小学生姉妹の授業を参観して
目がキラキラしているのを見て
ああ、モー子もこんな表情をしてたんだなと
ネット授業なので
実際に実験するのは
姉妹さんのお宅
実験助手は「パパさん」
では実験してきてくださいと
メーテル先生に言われて
パパさんが姉妹さんと一緒に
台所へ
必死のパパさんを見て
ああ、私はこんな感じだった
と思った
タイムマシーンに乗ったような
そんな感覚
小さい頃のモー子に会えた気がした
ココすけ塾があってよかった
メーテル先生の夏の実験授業
詳しくまた書きます