希少癌とたたかう娘モー子
今日は体調が思わしくない
(›´A`‹ )
ぼーっと
病室のベットで横になっていたら
ピアノの音がポロポロん♪
曲を弾くでもない
ポロポロンとピアノの音
そっと覗いたら
病棟に置いてある
ピアノを弾く
スーツを着た上品な男性がいた
ピアノの調律師さんね
すこ〜し時間は遡る
先月の入院時
病棟に設置してあるピアノを
モー子は
少しだけ弾かせてもらった
しかし、ちょっと弾いて
モー子の手がぴたりと止まった
モー子:ピアノの音がえらいことに
なってましゅ💧
(´・ω・`)
ほお。
モー子:お母しゃん
わからないんでしゅか????
|д゚)
母はわからない
↑音痴
病院のピアノ
だいぶ調律をしてない感じ
音がずれているから
弾いていて
あ。間違えたと思って
手が止まると
モー子が言った
その時、看護師長さんが
「このピアノ、3年ぐらい調律してないの
モー子ちゃん、弾いてみてどう?
調律した方がいいかしら?」
と声をかけてきた
モー子:あ、えーっと・・
ち、調律・・・そ、そうでしゅね・。
(@_@;)
モー子、調律したほうがいいと言えず
濁して病室へ戻った
言ったらええのに
調律せなあかんでって
モー子:言えなかったでしゅ💦
( ー̀дー́ )
だいぶ音がずれてるん?
モー子:「ミ」の音が
「ミ」ではなかったでしゅね
( ー̀дー́ )
看護師長さんに
モー子が
「ピアノと言える代物ではない」
と申しておりますと言ってくるわ
モー子:やめてくだしゃい💢
ヽ( ゚д゚ )ノ
そんなことがあった
多分それで
調律しよう!
となったのかもしれない
調律は 昼から始まり
3時になっても終わらない
ポロポロリン♪
治療中のモー子
ベットで調律が進むのを聞いている
(´-ω-`)))コックリコックリ。。
モー子:だいぶ綺麗なピアノの音に
なってきましたね・・
(つω-`).。oO
3時半
ココすけが
給湯室に行った時
調律師さんとちょっと話した
だいぶピアノの音が
綺麗になりましたわね
⤴︎イメージ、デビ夫人
調律師さん:ああ!!!!!
そうなんです!!!!
もう凄い音になってて
昼からやっているんですが
まだまだ終わらなさそうです
大変ざますわね
⤴︎ピアノがわかる風の
奥様イメージで話している
調律師さん:ありがとうございます!
わかってくださる方がいらっしゃると
苦労も報われます✨
「ミ」の音も
「ミ」になってきましたわ
オホホのホ
↑知ったかぶりしたかった
調律師さん:はい✨
調律師さんが「ナイス」と言わんばかりの
素敵な笑顔をくださった
私も
と、とびきりの笑顔を返しておいた
モー子:お母しゃんって・・・・・。
(。-_-。)
ええねん
一瞬、音がわかる人になった気持ちに
なりたかってん