今月の図工教室、まずは七夕会終了しました。

今回はいつもの図工教室メンバーだけではなく、児童センターの子どもたち全員分なので、かなりの数を用意しました。

 

七夕飾りなんて、一生に一度作ったかどうか…という記憶しかないので、どういうものを作ればいいのやら悩みましたが、センターの先生がアイデアをくれて、手分けして準備をすることになりました。

 

あ〜、良かった。40人分もどうしようとちょっと心配してましたので。

 

 

 

笹の葉は、予め注文しておいたものを使用しました。人数が多いので、体育館で5つの班に別れての作業です。センターの先生2人と私とで進めますが、久しぶりに大きい声で話したので、喉が渇きます。声も思うように届かないし、いかに腹筋を鍛えていないか実感しました。

去年くらいから「声でないな…」と思うときが多くなりました。合唱サークルに通っていた時は発声練習もするし、カラオケも言っていたので声を出す機会はありました。

 

引っ越して、サークルに通えなくなり、コロナが蔓延してカラオケもいけなくなり、腹から声を出す機会がなくなっていきました。

 

こうして割と声を出すのは図工教室のみとなり、子どもたちに「話きいてくださ〜い!」と言いながら頑張って話していますが、今回は倍の広さの体育館で、しかもこの人数。

 

まぁいいです。わかっていたことです。

 

 

 

 

 

まず短冊に願い事を書いてもらいました。

 

 

マジックが床に写らないように新聞紙を下に敷きます。赤い紙に赤いマジック…なかなかの組み合わせ選ぶな。

 

 

この短冊はセンターに飾ってある大きな天の川に吊るします。来週も図工教室なので、そのときにでも見てこようと思います。

 

 

みんなの願いが叶いますように。

 

 

 

 

続いて、折り紙の飾りを付けていきます。

ハサミも人数分ないので、交代で使うにしても時間がかかりすぎるので、事前に切込みを入れた飾りを全部キットにして準備しました。マジックペン、のり、ハサミ、両面テープは数個ずつ箱に入れて用意。少ないものをみんなで共同で使う、ということに慣れてもらいたいと思うのですが、1人に1つが当たり前だと思っている節がある生徒もいるので、「みんなで使いましょうね」と繰り返します。

誰かが使っていて、自分も使いたい時は「貸してね」と声をかけましょう、と。一言声をかけることも繰り返していますが、難しいですね…

 

1年から3年、当然差は出てきます。折り紙が破れてしまうと途端に「いらない」となってしまう生徒だったり、新しいのちょうだい、という生徒。

失敗してもいいんだよ、と毎回のように言いますが、そこで工夫する子とそうでない子の差が大きく出ます。

 

子供の関する心理学とか今まで学んだこともないし、なんなら20代の頃は子供がすごく苦手で、わがまま言われると逆ギレするくらいの人間でしたので、今こうして怒りもせずに接しているのは奇跡です。あの頃の自分に伝えたい。

 

子供と話できてるよ、って。

 

 

 

 

子供と関わる仕事をしているなんて!って思いますが、自分が好きなこと、得意なことをやめずに続けてきた結果なので、この頃から好きだった図工を目の前の子供達にも伝えたい、ただそれだけなんだなって思ってます。

 

図工教室の担当になった時、子供にうまく教えられるか不安があって近所の奥さんに話したら、「大丈夫、子どもたちが教えてくれるから」とアドバイスをもらいました。

子どもたちから教わることはいっぱいで、これからたくさん成長していく子どもたちに何をどう伝えるか、というのをよく考えるようになりました。

 

性格も、特性も違うかもしれない。でも私がやることは一緒なので、新しい才能を見つけるととても嬉しくて、ついいろいろ教えたくなります。

 

 

 

子どもたちは「失敗したくない」という気持ちが多いように感じます。失敗したくないので「やってちょうだい」が増えていきます。集中力もなくなっていきます。

今年度の図工教室が始まるときに生徒たちに言ったことがあります。去年までの経験を踏まえ、言わねば!と。

 

1.自分が使った道具は自分で片付ける

2.まず自分でやってみる。すぐに誰かにやってもらおうとしない

3.失敗してもいい

 

どうしてもマンツーマンでは出来ないので、わからない箇所を個別に教えるのが一番困るのですが、先にできた生徒は困っている生徒に教えてあげましょう、の言葉を伝えると、割と教えてあげる生徒が出てきます。これは嬉しいです。

 

 

 

そうして作った七夕飾りです。

 

 

星をカットして、のりでくっつけて…という作業をしてくれたセンターの先生方、素晴らしいです。ありがとうございます。

 

何十年かぶりに七夕飾り作って、作り方を思い出して、また図工のネタになって次の子どもたちに教えるという流れができます。図工貯金が増えました。

 

 

 

 

写真を撮りながら各班を回っていましたが、完成したところで生徒が「先生出来ました。写真撮りますか?」と聞いてきたので、完成した作品だけ撮ろうと思ったら、友達と2人並んでしまったので、せっかくなのでピースサインしてもらって撮りました。

プライバシー保護のためいつも手元だけ撮っているので、そういえば作品持っている生徒の姿を撮っていなかったなぁと。

 

 

 

今年の七夕は、あいにく天気が悪くて天の川は見えませんでしたが、天井に流れる天の川に願いを乗せて、健やかな成長を祈るのでした。

 

 

 

 

 

 

そして、今日のマキ。

 

 

私を明け方4時に起こし、8時近くまでゆっくり寝て、夜は「お布団まだですか?」と最速そして満足そうに寝ている姿です。

長生きしてくれ。