天気予報では、今日は1日晴れの予報。
なので、運が良ければ夕焼けに染まった岩手山が撮影できると思い、用事を済ませてから、帰り道はちょっと迂回してきました。
本当は真冬のピンク色に染まった岩手山が一番好きなのだけれど、今年も真冬に撮影できなかったので、雪解けもだいぶ進んだ風景を撮影してみました。
さすがに夕方5時には観光客はいないので、岩手山を独り占め気分でした。
若干時間が遅かったので太陽の光も薄くなりつつあり、山肌のコントラストも理想ではないけれど、少しづつ場所を左に移動しながら撮ってみました。
バランス的にはどの位置から撮るのがいいのだろう。画像補正で確認しながらの3パターンです。
3枚目はちょっと岩手山の一本桜が近いですね。
カラスの鳴き声が響いて、周囲に遮るものがないため、どこまでも鳴き声が響いています。
もう少しピンク色になるのかと思って待ってみましたが、太陽の位置がだいぶ下がったので、終了。手が冷たいです。
ここから更に西へ向かい、まんまるの太陽を目指します。
林を抜けて目の前に見える頃には、山に差し掛かっていました。もうちょっと早く来ればよかった…
今日の太陽はひときわ大きく見えました。10年前はこんな太陽を見られるなんて思いもしなかったのに。空を見る余裕なんてなかったですね。
沈みゆく太陽を眺めていると、右の方から白鳥の鳴き声が。
岩手山と白鳥が一緒に撮影できるなんてめったにないのでちょっとウキウキしましたが、岩手山ほとんど見えんわ… 白鳥も思ったより数少ないし…
田んぼが広がる、こんな広い空間は久しぶりです。私が生まれ育った町はもっと山が多いので、見渡せる場所なんてそんなにありませんでした。その分星はきれいだけど。
こうやって2021年の3月11日は暮れていきました。
停電で、ただ布団にくるまって寒い夜を過ごした日から10年。岩手にいるからこそ見えるものもあるし、内陸にいるから見えないものも多い。
これからも見続けていきます。
そんな夜のマキは、まぐろに猫パンチしてました。
かつおじゃないのかよ〜!