スーパーに買物に行くたびに、マキが食べられそうな魚を探している。
近所のスーパーはなかなか小魚を売っていないので、いつも値引きしたカツオとかになってしまう。そんなに贅沢はできないので、値引きですまないが…
冬なので、ワカサギとかちかが手に入る。
でも近所のスーパーはワカサギ置いていないから、別のスーパーを探したりして、日々魚探しである。
「ちか」という魚は食べたことないので、避けていた。でも、今日お魚コーナーで見かけてしまったので、これは買えと言われているような気がした。
8尾入りのパックを買ってみる。
一度にこれ全部はマキには多いので、半分冷凍し、残りの4尾をどう分けるか。。。
まず2尾をキッチンばさみで切ってみる。マキには少し大きいサイズかもしれないが、これは刻んだほうがいいのか、いやしっかりと歯を使って食べてほしいので、大きめにカットすることにした。
残り2尾は小麦粉を付けて、自分用にフライにすることにした。
さて、夕食タイム。
キッチンで魚の臭いがするので、待ちきれないマキは「ご飯くれ〜」とにゃ〜にゃ〜足元で鳴きながらキッチンを覗く。
甘やかしてしまう私は小皿に分けてまんま台に持っていく。このときのマキの嬉しそうな足取りがたまらなく可愛い!しっぽをピンと立ててルンルンでまんま台に向かう。
魚は臭いがつくので、台の上で食べてほしいが、高さがあるとうまくがっつけないのか、いつも台から下ろして食べる。そたまにテーブルの下に持っていって食べる。
今回は内臓含みなので、絨毯の上はやめてね、と思っていたが… やっぱり持ってきたか。
安心できる場所で食べたいから家の中どこでもいいのだけれど… 絨毯か…
あっという間に完食!お見事!
マキは私より早い時間にご飯を食べるから、私の晩ごはんまでまだ時間がある。キッチンの上に揚げた魚がある。臭いはまだ残っている。
そして、いそいそとキッチンへ向かうマキの姿。
作業しながら「だめだよ〜」と言いつつ見てみると… 盗み食いしようとしていた。急いでキッチンへ向かうと、ささっとキッチンから降りるマキ。
お皿のフライが1、2、3、4、5… 1個足りない気もするが…マキが食べた様子はなく、お皿の外にもない。気の所為か。
その後、ワイパーで床掃除をする。廊下から階段の下、リビング、と来て最後に台所…と、何か踏んだ。
柔らかいもの踏んだ。
行方不明だった小さいフライ1切れがあった。スリッパで良かった。
そうか、マキはフライはお気に召さないか。まぁ揚げ物は食べないでほしいから良かった。
そこからである。
フライを乗せたキッチンペーパーをポリ袋に入れておいたが、その臭いがまだするようだ。猫は鼻もきくからお魚を感知したのだな。
キッチンを物色し始める。「もうないよ」と言う私と、リビング〜キッチンを何往復もする。
気を紛らわせるために猫じゃらしを取り出して、降ってみせる。今は遊ぶ気分じゃないようだ。
そうやって放っておくと、またキッチンへ。「残りはまた今度ね」と言っても「いや、食べたい!」アピールで、子猫が鳴くようにとてつもなく可愛い声を出す。
やめろ〜、心が揺らぐじゃないか!もう冷凍庫にしまったから、出してたまるか!と自分に言い聞かせる。
可燃ごみは金曜日だから、臭いがしないようにきっちりと結んでおいた。一応これで安心。
マキも諦めたようだ。
もふもふタイプの猫じゃらしで遊んでから、私もテレビを観始める。
私がテレビを観ているとき、たいていマキはテーブルの上にいる。
この顔で。本当はもっと食べたかったのに…という顔で。
すねた顔も可愛いじゃないか。
チンチラを置いてみるが、そんなに興味はない。
「マキは可愛いね〜♡」と連呼しながら撫でますと、
でしょ〜♪と、再びとてつもなく可愛い声を出す。
という毎日。
猫に対する変態の日常です。